新元号「令和」の考案者とみられる中西進さんが館長を務める「高志の国文学館(こしのくにぶんがくかん)」についてバッチリ分かる!
2019年4月2日のニュースで、
「平和」の次の元号「令和(れいわ)」の考案者が、富山市の高志の国文学館の館長の中西進氏とみられる
と報道された。
令和は万葉集に典拠があるとされ、高岡の万葉歴史館に問い合わせが殺到しているという。
富山市の高志の国文学館についても知りたい人がいると思うので、地元富山民が実際に行ってみて情報をまとめてみた!
ココに注意
中西進氏は「自分ではない」と断言してますね。噂ってどれが真実か分かんない…
中西進さんてどんな人?
ニュースで伝えられている限り、中西進さんは次のような人物のようだ。
富山県内でも古代文学の普及や次世代への継承に取り組んできました。
万葉集の代表的な歌人、大伴家持が国守として赴任していた高岡市で毎年開かれている万葉集のすべての歌を3日かけて歌い継ぐ催しには、平成8年からほぼ毎年参加しています。
また万葉集の歌の意味や時代背景について県内の高校生に解説するなど、古代文学を分かりやすく伝える活動にも取り組んでいます。
さらにおととし、全国植樹祭で天皇皇后両陛下が富山県を訪問された際には、館長を務める富山市の高志の国文学館を案内しました。文章引用:NHK
ここで紹介されている「万葉集のすべての歌を3日かけて歌い継ぐ催し」というのは「高岡万葉まつり」のこと。
「3日3晩かけて淡々と万葉集を歌い継ぐイベントなんてどうかしてるw」って思ってたけど…
中西さんは平成8年からほぼ毎年出てるらしい….ってことは23年参加してるってことになるけど、凄すぎやろ…w
参考【高岡万葉まつり】万葉集全20巻4516首を三日三晩かけて朗唱!!
若い人たちに万葉集のことを伝えるような活動も積極的に行っていて、本当にすごい人やな…。
高志の国文学館はこんなところ
高志の国文学館を簡単にいうと、富山関連書籍(ドラえもんなどの漫画も)が無料で読めて、広い芝生の庭と水場もあって、子供連れでも遊べる施設☆
富山市にある「高志の国文学館(こしのくにぶんがくかん)」に行ってみると、大人も子どもも結構楽しめる施設だった!
富山市中心部に近いところにあって行きやすい上に、施設利用者は3時間無料で車も停められる♪
漫画ドラえもんや富山の文献が読み放題なので、ちょっと時間が空いた時に立ち寄るにもかなり便利☆
高志の国文学館の施設マップ
【1階の施設案内図】
【2階の施設案内図】
高志の国文学館は、富山県ゆかりの作家や作品の魅力を幅広く発信し、誰もが気軽に「ふるさと文学」に親しみ、学ぶことができるとともに、新たな創作への刺激ともなる場。
富山の文学に関することが沢山揃っている場所と覚えておこう。
高志の国文学館で出来ること
高志の国文学館は、常設展や企画展などの有料スペースと、富山の書籍などが読める無料スペースに分かれる。
有料スペース
- 常設展
- 企画展
- 研修室
- レストラン
常設展は富山のことがよく分かるような展示がされている。富山所縁の作家などは有名な漫画家「藤子不二雄氏」などのほかになかなか聞かない人の展示もあり、発見があって楽しめる。
企画展では、時期によって様々なものが開催される。最近僕が行ったのは、「北の国から」で有名な倉本聰氏の点描画展だ。
関連【倉本聰と点描画に行ってきた】絵よりも文に感銘!さすが「北の国から」の原作者!
無料スペース
お金を払って見学する上記以外のスペースは、基本的に無料で利用できる。
例えば次のようなことが無料で出来る。
- ライブラリーコーナーで藤子不二雄の漫画を読む
- 富山の名水を飲む
- ミュージアムショップで富山ゆかりのグッズを見る
- 親子コーナーで遊ぶ
- 芝生の庭を散歩する
- 景色を見てゆったりする
- 水場で遊ぶ
藤子不二雄の漫画が全巻揃っていて無料で読めるってだけで、結構遊べる♪
親子スペースなどもあるので小さな子どもを連れてくるママさんもいる。トイレや授乳室などもあり、子育て世代にも優しい造りの施設だ。
高志の国文学館のお気に入り無料スポット&サービス
実際に行ってみて「いいなぁ」と思った場所とサービスを紹介する。
富山の文献が読み放題
富山ゆかりの作家達の小説や漫画などの作品が棚一面に置かれている。
知ってる名前もあれば、「この人も富山の人やったんや!」という人まで、様々な発見がある。
木村大作監督の映画『剣岳 点の記』の小説ももちろん置いてある。
富山出身の漫画家「藤子不二雄」両氏の作品も全部置いてある。
「ドラえもん」「パーマン」「オバケのQ太郎」など数々の名作が全て読み放題☆
ライブラリーコーナーの奥には「万葉写真館」というスポットがあり、100円で記念写真を撮影することも出来る。
富山の名水が飲める
富山といえば「水」。
ということで、2種類の富山の名水が飲み放題☆
1つ目は水の王国(立山町)の名水。
株式会社 宝水の商品だ。
2つ目は、秘境黒部(入善町)の名水。
株式会社 富山ビバレッジの商品だ。
飲み比べてみたけど、鈍感な僕は違いがほとんど分からなかった…。分かったのは美味しいってことだけw
ロビーからの景色がいい
富山の文献が無料で読めるライブラリーコーナーには、写真のようにガラス張りのホールに椅子が置いてある。
このガラスがめっちゃ綺麗に磨かれていて、外がくっきりと見える!
綺麗な庭園がハッキリと見えて解放感がすごい。自然を堪能しながらの読書ってすごい贅沢♪
高志の国文学館の駐車場
高志の国文学館には、大きな駐車場が2ヶ所と、車椅子用の駐車場が1ヶ所ある。
正面入口側の駐車場。
北口側の駐車場。
北口すぐの車椅子用の駐車場(3台分)。
正面入口側よりも、北口側の駐車場の方が広い。
駐車場を3時間無料にする方法
高志の国文学館の駐車場は、文学館とレストラン利用者のみ3時間無料になる。
しかし、3時間無料にするには駐車券を認証機に通さなければならない!
駐車場の発券機から出てくる駐車券。
駐車券を高志の国文学館の受付にある、認証機に通すことで3時間無料で利用できるようになる。
認証を忘れると通常通りの料金(1時間320円、30分毎に110円)がかかるので要注意!
土日祝のみ無料の駐車場
高志の国文学館のすぐ近くに、土日祝日のみ9:00~21:30まで無料で利用できる県職員仮駐車場があるので知っておくと便利だ!
高志の国文学館の3つの入口
高志の国文学館には、次の3つの入口がある。
- 正面入口
- 北入口
- 西入口
これが正面入口。
広くて綺麗なので、僕はほとんどここを利用している。
北入口。
教育文化会館側の入口で、車椅子用の駐車場がある。
西入口は、文学館内レストラン「ブラッスリー・エ・サロン・ド・テ シェ・ヨシ」に一番近い。
高志の国文学館のロッカーや車椅子
高志の国文学館には、綺麗な傘立てやロッカー、車椅子にベビーカーなどの設備も揃っている。
ロッカーは、100円を入れて利用して、利用後には100円が戻ってくるシステム。
車椅子は各入口に2台ずつ、ベビーカーは正面入口に2台設置してある。
どれも無料で貸し出してくれるので、利用するときは館内スタッフに一声かけよう☆
高志の国文学館への交通アクセス・開館時間
高志の国文学館の交通アクセスや、開館時間、休館日は次の通り。
まとめ
高志の国文学館の施設内容や駐車場について調べてまとめてみた。
お堅いイメージがあって、なにか気になる展示会があるときくらいしか利用していなかったけど、もっと気軽に利用しようかなぁと思えた。
親子コーナーやライブラリーコーナーなどは、小さな子ども連れのママさんでも利用しやすい☆ 広い芝生広場や、水が出る「泉の広場」も楽しいはずだ!
「夏休みの宿題で富山について調べないといけない」なんて時にも、ここにくれば富山の偉人などをすぐに調べることができる。
一度足を運んでみてはどうだろうか?
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