雪国富山で、大雪が降ったり、気温が下がって道が凍ると必ず起こる現象がある。
それが
雪道ノロノロ運転。
雪でツルツルの道の怖さを知っている富山県民は、一部の無謀者を除いてしっかりと減速し安全運転に切り替える。
その光景は、漫画「ワンピース」のフォックス海賊団おやびんのノロノロビームを喰らったかのよう…w
ノロノロ運転だとかかる時間が2倍
雪道ノロノロ運転が発生すると、一番困るのは目的地までの所要時間が倍増するということ。
例えば、出勤に20分かかる人なら40分はみておかないといけない。
朝の雪よけと車掘りの時間も考えると、どんだけ早く起きんといけんがよ!って感じだ。
富山県民は、前日からの天気予報をみて、大雪の可能性があるなら次の日早く起きるという習慣が自然と身についている。
予想外の大雪なんか降ろうものなら、朝のパニック感は半端ない。
東京などの電車通勤車なら、遅刻を電車のせいにしてしまえるけども、車通勤の富山ではよっぽどの大雪でない限りそうもいかない。
なかなか入れてくれない
早起きで寝不足になりがち、さらに出勤にいつもより時間がかかって遅刻しそうな心境。
そんな心に余裕のない状態では、横から来る車を前に入れてあげようって人はなかなかいないのは当然。
入れてあげない運転手もイライラしてるけど、入れてもらえない運転手も当然のごとくイライラが溜まってくる。さらに入れてもらえない車の後ろの運転手にもイライラは溜まる。
冬だけに、まさに雪だるま式にイライラが溜まっていくのだ!
右折なんかマジで出来ない
さらに大通りに交差する小道から、右折しようとする場合なんか半端ない。
左折するだけなら、一台でも心豊かな運転手に巡り合えば可能だ。
しかし、右折の場合はどうだろう?
手前の左車線の人が止まってくれたとしても、奥の右車線の人が止まってくれないと、右折を達成出来ない。
一回入れてもらうだけでも大変なのに、2回分同時に入れてもらう右折なんて、どうやったら可能なんだ!!
奇跡のありがたさに感謝!
でも、ごく稀にすんなりと右折できる時もある。
そんな時はまさに奇跡のように感じてしまう!
器の大きい、心の大きい神様のような方が2人も同時に降臨された!的なw
そのときの入れてくれた人への感謝度は、かなり大きい。
さらに不思議なことに、「入れてもらったんだから自分も誰か入れてあげよう」という正の気持ちが芽生える。
これは正の連鎖で、まさに映画「ペイ・フォワード」の感謝を次に回すということの実現だ。
入れてあげることで運気UP!
神様という存在があるのかどうかは知らないけれど、人の喜ぶことをしたら、きっと運が溜まってくると思う。
漫画「ちはやふる」でも、バラバラの靴を揃えることで、何かちょっとしたときにいい事が怒るかもしれないという話があった。
車を入れてあげるというのも、これと同じ効果があるはず。
一台入れてあげるだけで、その後多くの人の感謝を生み出す人。そんな人にはいい事が起こってほしいよね☆
まとめ
富山のような雪国で起こりがちなノロノロ運転。
そこから生まれがちなイライラの連鎖。
急いでいる気持ちも、もちろん分かるけど、一台入れてあげたことでロスする時間て実はほとんどない。
意地悪的にワザと前に入れないような行動に出る人もいるけれど、その行為をしてる自分を想像すると嫌な気持ちにならない?
時間的なロスなんてほとんどないんだから、一台入れてあげる自分の方がいい気持ちになれない?
そんな1人の行動が生み出す、感謝の連鎖って実はすごい。入れてもらった人は、自分も誰か入れてあげようとするから。
余裕を持って前に入れてくれるドライバーに幸あれ☆