富山市の旧大沢野に、約1290体の石像がある珍しいスポットがあるのを知っていますか?
それは「おおざわ石仏の森・八百羅漢」「ふれあい石像の里」という観光スポット。
想像してみてください。
約1200体の石像と自分がいて、写真を撮っているところを…
SNSで誰かしらは、突っ込んでくれそうよな!
ということで、実際に行って写真や動画を撮ってきました。
実際の場所や様子などの、より詳しい情報をまとめました。
この珍百景が見られる観光スポットを知っておくと、話のネタにもなるし、さらに富山が好きになると思うので、ぜひ続きを読んでみてください。
おおざわの石仏の森・ふれあい石像の里 | |
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住所 | 富山市牛ヶ増高割1092 |
料金 | 無料 |
営業時間 | 9:00~17:00 ※休憩所の営業時間 |
営業期間 | 4月1日~11月15日まで |
定休日 | 火曜休館 |
問合せ先 | TEL:076-467-5588 |
おおざわの石仏の森&ふれあい石像の里
まずは、簡単に要点を。
ここを読めば、「おおざわの石仏の森」について大体の情報が分かるので、「読むのがめんどくさい…」も1分くらいで読んでから離脱してくださいね。
石仏スポットができた理由
あわせて約1200体の石像がある「おおざわ石仏の森・八百羅漢」と「ふれあい石像の里」。
ここは旧大沢野出身の実業家 (医療法人社団 城南会の会長) であった故 古河睦男さんが作った観光スポットです。
看板に書かれている情報によれば、富山県の観光と飛騨路の話題になれば幸いと思って、約6億円ほどをかけて作ったとのこと。
スケールがデカすぎる…
八百羅漢の内訳
今回紹介する珍スポット「おおざわの石仏の森」と「ふれあい石像の里」には、合計1200体以上の石像があります。内訳は次のとおり。
おおざわの石仏の森
約570体の石像
・五百羅漢尊者像:500体
・如来、菩薩、明王、天部、比丘:70体
ふれあい石像の里
約720体の石像 (うち300体が五百羅漢尊者像)
つまり、合わせて800体の羅漢像があるので、「八百羅漢 (はっぴゃくらん)」とも呼ばれています。
800体も羅漢がある場所は、全国的にもかなり珍しいです
羅漢像以外の石像は、如来や菩薩のほか、この場所の創設者や石像を注文した人の石像。どうやら、写真が3枚あれば作ってもらえるらしいです。
石仏と石像と羅漢
石仏 (せきぶつ)、羅漢 (らかん)、石像 (せきぞう)と、意味が分かりにくい言葉がたくさん出てきたので、簡単に紹介しておきます。
この3つの大体の意味は、簡単でも知っておくと、理解が速くなるので知っておいて損はないです。
石仏 (せきぶつ)
石に掘られた仏像。石を加工するタイプと、崖に掘られた磨崖仏 (まがいぶつ)・石窟などに掘られた石窟仏 (せっくつぶつ)の2つのタイプに、大きく分けられます。
ここにあるのは、加工したタイプ。大岩山日石寺にあるのは、磨崖仏です。
おおざわの石仏の森の細かいところは分からないですが、石仏と石像の両方がある感じだと思われます。
石像 (せきぞう)
石像は、文字通り自然石を彫って作られた像のことです。
石仏も羅漢像も石像の一種、ということになります。ちなみに、自然石は大きく分けて、火成岩、堆積岩、変成岩の3つ。
おおざわの石仏の森の場合、石仏でないものを石像と認識する形で大きな違いはないと思われます。
羅漢 (らかん)
羅漢とは、悟りを開いた高僧の呼び名です。
正式には阿羅漢 (あらかん)、その略称が羅漢。
ちなみに、よく聞く「五百羅漢 (ごひゃくらかん)」とは、仏教で供養尊敬を受けるに値する500人の羅漢のことです。
お釈迦様が亡くなったあと、第1回と第4回の仏典編纂に集まったのが500人だったのが由来とされています。
つまり、単純に500体の羅漢像があるから「五百羅漢」と呼ばれるわけではないということですね。
ちなみに富山市の呉羽の「五百羅漢」には、535体の石仏があります。その石仏と紅葉がキレイなので、観光スポットとして有名です。
おおざわの石仏の森が「八百羅漢」と呼ばれるのは、羅漢像が約800体あるからということだと思われます。
2スポットの位置関係
おおざわの石仏の森と、ふれあい石像の里の間の距離は、900m。すぐ近くにあります。
車で約1分、歩きでも12分といったところ
見に行った際には、せっかくなので、ぜひついでにどちらの珍スポットも見ておきましょう!
おおざわの石仏の森
おおざわの石仏の森は、行けば一発でわかるくらいの数の石像がある観光スポットです。
僕は対岸から見えて気になった!
全国的にも、約1290体もの数の石像があるスポットはほぼないと思われるので、かなり珍しい場所。富山県民も観光客も、ぜひ一度は行ってみて欲しいです。
ズラッと並んだ石仏
約1290体ということで事前に知ってはいましたが、実際に行ってみると信じられないくらい多くの石像が並んでいます。
1体1体じっくり見てたら、すぐ日が暮れそう!
如来の像や、「おおざわの石仏の森」を作った古河先生の像なども置かれています。
1体1体は無理だとしても、どんな石像があるのでちょっと注目してみてください。きっと面白い発見があるはずです。
休憩所
おおざわの石仏の森には、無料の休憩所があります。
管理人がしっかりして、除草なども含め全体がしっかり管理されています。
古河さんがスゴすぎる☆
無料休憩所の中は、このような形になっています。
囲炉裏やテレビなどのほか、しっかりした椅子もあるのでゆったり休めます。僕はここで、管理人のおじさんにいろいろと話を聞きました。
アクセス情報
富山市の観光公式サイトによれば、おおざわの石仏の森へのアクセス情報は次のとおりです。
【公共交通】
富山駅から高山線で笹津駅、又はバスで笹津駅まで50分、駅より徒歩30分
【自家用車】
富山駅から車で40分、富山ICから車で30分
富山県で片道40分はかなりの距離です。それだけ山の方にある珍スポットということ。
でもここまでの道は、しっかりと整備されているので車でくれば何の問題もありません。
住所:富山市牛ヶ増高割1092
無料の駐車場
車で来た人のために、駐車場も整備されています。
看板に書かれている情報によれば、大型バス6台、乗用車30台が駐車可能とのこと。
ただこの情報は、行ってみた体感としては「おおざわの石仏の森」だけでなく、「ふれあい石像の里」もあわせた収容台数なように感じました。
おおざわの石仏の森だけで、その広さは明らかになかったな
ふれあい石像の里
おおざわの石仏の森から、約1kmほど離れたところにある「ふれあい石像の里」です。
前述のとおり、おおざわの石仏の森の石像約570体に対して、ここには約720体の石像があります。
見るからに多い!
山一面にある石像たち
遠目で見てもわかるように、山のずっと奥の方にも石像がズラッと並んでいます。
ただしここにある石像は、「おおざわの石仏の森」とは異なり、古河睦男さんの知人友人たちの石像が大半です。
羅漢像とは違って一般人なので、髪の毛もありますし、服装も袈裟ではなく着物やスーツのものが多いです。
そのほかにも、動物の石像などもあったので、本当に多種多様な石像が置かれています。
高さも大小様々なので、これだけ沢山あるのに一つとして同じ石像がない点は、まさに人間と同じだなと実感しました。
アクセス情報
ふれあい石像の里は、おおざわの石仏の森から約1kmほどの場所にあります。
車だと約1分の距離。歩きでも20分ほどあれば到着します。
住所:富山市
無料の駐車場
ふれあい石像の里の無料駐車場は、かなり広いです。
おおざわの石仏の森は、駐車場から1段登らないといけなかったのですが、ふれあい石像の里は駐車場と同じ高さにあるので登らずにすぐに行けます。
まとめ
約1290体の石像がある富山県のナニコレ珍百景「おおざわ石仏の森・八百羅漢」「ふれあい石像の里」についてまとめました。
かなりインパクトのある観光スポットやった!
ここを作った古河さんの圧倒的なスゴさ!
山にあるのも雰囲気がすごく良いし、神通峡の景色も同時に楽しめるので、珍しいもの好きの人には絶対的にオススメします。
この周辺には、過去にミシュランガイドに掲載された「リバーリトリート雅樂倶
富山県内でもかなり高級な宿泊施設ですが、その分レストランも温泉も部屋もかなり満足度が高いです。
せっかくここまで来たのであれば、一緒に楽しんでいくことをオススメします。
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