富山県の結婚式の引出物として有名な「鯛の細工かまぼこ」。
噂には聞いていましたが、かなり久しぶりに実物を見ました。何十年ぶりだろう?w
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なんで「鯛のかまぼこ」をお祝いの品として贈るのか?
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実際にもらったらどうすればいいのか?
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めっちゃ多いけど食べきれるのか?
実際に貰って感じたことをちょっとまとめてみました!
富山とかまぼこ
富山のかまぼこの消費量は、平成28年(2016年)に全国2位。
消費本数は15本強、金額は2,000円弱というデータが出ています。
1位の宮城県は38本強・5,000円強と、富山とはかなり差がありますが、しかしそれでも、富山ではかまぼこが多く食べられています。
ちなみに富山のかまぼこの生産量は27位ほど。
「全国かまぼこ連合会」なるものが存在し、富山からは次の6つの会社がその特別会員になっています。
- 株式会社 梅かま
- 有限会社 女傳商会
- 生地蒲鉾有限会社
- 株式会社 河内屋
- 有限会社 尾崎商会
- 株式会社 新湊かまぼこ
なぜ鯛のかまぼこなのか?
富山の引出物の定番となっている「鯛の細工かまぼこ」。
鯛のかまぼこが内祝いなどに使われるようになった理由は、縁起物の鯛が不足した時にかまぼこで代用したことに由来するようです。
実物の鯛では日持ちがしないし、切り分けることもできないので、持ち帰る際にかまぼこの方が便利。そのため定番化したと考えられます。
鯛の細工かまぼこは、職人が1つ1つ手作り。
富山市水橋にある(株)梅かまの「梅かまミュージアム U-mei館」では、かまぼこの歴史やかまぼこ作り体験ができます!
鯛の細工かまぼこの大きさ
今回もらった鯛のかまぼこと一緒に写っているのは、iPhone6Plus。
鯛のかまぼこは、縦20cm×横35cm×厚さ2cmほど、重さも1kg弱とかなりの大きさがあります。
かまぼこは大小様々なサイズがあるが、僕がもらったのはまぁまぁなサイズ!
核家族化と高齢化が進んだ現代社会では、1家族で消費するのは難しい大きさのかまぼこ。
「もらっても困る人が結構いるんじゃないかなぁ?」というのが、最初の感想でした。
引出物でもらう富山の鯛の細工かまぼこは、基本的にお裾分けします。
より身近で繋がりの深い人には鯛の頭の方をあげて、尻尾の方は身内で食べるのが一般的。
しっぽ側をお裾分けすると、場合によっては微妙な空気になるので気をつけましょう!
最近では大きい鯛のかまぼこはさすがに処理に困るので、小さいタイプの商品も増えています。
鯛のかまぼこの賞味期限
かまぼこの賞味期限は、真空パックのものなら要冷蔵で約20日。
印象よりも結構日持ちするようだ。冷凍してしまえばさらに日持ちします。
開封してしまうと賞味期限が短くなるので、その点には気をつけて無駄にしないようお裾分けや調理を工夫するなどして食べ切りましょう!
鯛のかまぼこの消費方法
これだけの大きさのかまぼこを貰ったら、どのように消費すれば良いのだろうか?
そう思う人も多いと思うので、次の2つの方法を紹介します。
- かまぼこの食べ方
- 引出物で繋がる縁
かまぼこの食べ方
かまぼこの調理方法やレシピは、ネットで調べるとすぐ出てきます。
富山の梅かまのブログでは、かまぼこの食べ方についてのアンケートが行われていました。
かまぼこの食べ方の順位は次のとおりです。
- そのまま
- 焼く
- 揚げる
調理の手間を考えると、そのまま食べるのが多いです。
焦げたw pic.twitter.com/h1lzXSzwHt
— とやま暮らし@富山の地域情報サイト (@toyamagurashi) May 29, 2021
ごま油でフライパンで焼いて、最後に醤油を垂らしてたべると香ばしくなって美味しいのでオススメ!
揚げるのは、めんどくさいので多分自分ではやらないですが、チーズとかを挟んで揚げると確かに美味しいとの情報ももらってます。
僕はレンジでちょっと温めて、マヨネーズかわさび醤油で食べるのですが、煮るのも味が染み込んで美味いです。
かまぼこは調理方法によって、結構お手軽に美味しく食べられるので色々試してみてください!
引出物で繋がる縁
今回この大きさのかまぼこを貰って思ったのは、「おすそ分け」が一番なんじゃないかということです。
富山のような田舎では、「近所との繋がりがまだまだ強いんだろ?」なんて思われているかもしれません。もちろん会えば挨拶はしますが、思ったほど頻繁な交流はないと僕は感じています。
回覧板も昔はわざわざピンポンを押して渡していましたが、今は黙って玄関の前に置いてる人が大半。
昔に比べて、周りとの繋がりが感じられないようになっています。
この大きさの鯛の引出物。老夫婦のみの家庭では、確実に食べきれないサイズですよね?
これは結婚した家族・親族からの「おすそ分けで周りの人と繋がってね」というメッセージの一つです。
このような小さな繋がりの連続が、この高齢化社会を上手く支えてくれるのかもしれません。
まとめ
大人になってから初めて貰った鯛の細工かまぼこ。
「おぉ、これが噂に名高い鯛のかまぼこか!」なんて思って、ちょっとテンションが上がりました!
しかし冷静に捉えると、色々と考えさせられる贈り物でした。
普段はなかなか気づきにくいのですが、僕たちはいろんなところで様々な人と繋がりを持って生きています。
富山の鯛のかまぼこを通じて、めでたい想いがうまく繋がればよいですよね!