大雪の中の運転でハマってる車をたくさん見ました…。自分がそんな状況になってしまったら最悪ですよね…
片道10分の郵便局とスーパーに出かけたら、帰宅までに4時間かかった…。冬の富山では、こんなことが普通に起こり得ます。
災害は忘れた頃や油断した頃にやってくるものです。
この記事では、スタックしない運転方法や脱出方法、その他の注意点などの疑問を解消します。知っておくだけで面倒ごとを回避できることも多いので、ぜひ読んでみてください。5分ほどで読めます
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雪道を運転するリスク
雪がひどい中、車で出かけるときには主に次のようなリスクがあります。
- 通行止めにハマって身動き取れなくなる
- 車がスタックして身動き取れなくなる
- 渋滞で想像の何十倍の時間がかかる
- スリップによる事故(被害・加害)
平常時の時間感覚でいると、相当ハマります。
「いつもは片道5分の距離だから渋滞してても30分あれば着くやろ」
こんな考えでいると危険!道路が閉鎖されると全く動かなくなるので、普通に数時間レベルで身動きが取れなくなります。
Uターンで引き返せればまだマシですが、前も後ろも詰まっていると何もできません!
- ガソリンがなくなる
- トイレに行きたくなる
- 腹が減ってくる
- スマホの充電がなくなる
これらの状態が複数同時に起こってくると、どうしようもない状態になってしまいます…
大雪の状態での車の外出には、このようなリスクがあることは常に頭に入れておきましょう!
雪の状態にもよりますが、これらのリスクを背負ってでも出かける必要がなければ「出かけない」という選択肢が一番です。
大雪時に車が全く動かなくなる理由
車が前にも後ろにも動かなくなるなんてことは、どんな状態で起こるのでしょうか?
車やトラックがスタック、もしくは事故による道路の閉鎖。
雪や大雪のときに、渋滞で車の流れが完全にストップする理由はコレです!
雪やぬかるみにタイヤがハマって、前にも後ろにも動かなくなること。
スリップによる事故もありますが、積もった雪で道がガッタガタになり車やトラックがハマることが大きな原因です。
2021年1月の大雪による災害を見ていると、大体次の流れで発生していました。
- 大雪で高速道路が閉鎖
- トラックが下道に降りてくる
- 雪道にハマって道路を封鎖
- 大渋滞が発生
雪道を運転時の注意点&チェックリスト
雪道の運転について、次の段階ごとに注意点をまとめてみました。
- 出発前の注意点
- 運転中の注意点
- スタックした時の対処法
- もし立ち往生してしまったら
持ち物や注意点をなるべくシンプルなチェックリスト形式でも紹介しているので、参考にしてください。
出発前の注意点
出発前の注意点と事前準備が一番大事です!
不要普及の用事であれば、出かけないことが一番です。しかし仕事や食糧調達などで外出しないといけない場面もありますよね…。
まず絶対にすべきことは次の2点です。
- 出発前の情報収集
- ガソリンの残量チェック
ガソリンの残量が少ない場合は、立ち往生したときにどうしようもなくなります。まずガソリンスタンドへ向かいましょう!
出発前の情報収集は、主に天気予報と道路状況のチェックです。
情報収集に便利なサイトをピックアップしておきました。
全てチェックする必要はないかもですが、事前に情報を知っておけばそれだけリスクを減らせます。
最低でも「天気予報」と「道路交通情報」は見ておいた方がいいでしょう。通行止めなどの状態を知ることができて便利です。
日常的に通勤などで車の運転をする場合は、富山県が運営している「雪みち富山アプリ」がオススメ。ライブカメラで道路の映像や情報を得られます。
車の中にあった方がいいグッズ
車の中にあると助かるグッズも一緒に紹介しておきます。
- スコップ・スノーブラシ
- スマホの充電ケーブル・モバイルバッテリー
- 食べ物・飲み物
- 携帯トイレ
- 脱出プレート・バスタオル
- 毛布や防寒具
スコップとスノーブラシは、大雪じゃなくても必須アイテム。
車内で充電できるケーブルもいつも載せておいた方がいいです。ガソリンがなくなった時に備えてモバイルバッテリーもオススメ。
モバイルバッテリーはカバンに1個あってもかなり助かるアイテムです。
携帯トイレは1つあると、いざという時の安心感が違います。
スタックステップ、脱出プレートもスタックした時にあると助かるアイテムです。
ただし当たり外れがあるようなので、口コミなどをチェックして購入してみてください。
ココに注意
スタッドレスタイヤ、もしくはチェーンは雪道を走るならば必須中の必須!むしろ履いてなくてハマった場合は、炎上ものですので必ず装着しましょう。
運転中の注意点
雪道運転中の注意点は次のとおりです。
- 急発進しない
- スピードを落として走る
- 可能であればワダチを外して走行
- 凸凹の凸部分で停車
雪道の運転でスタックするポイントは、「停車&発車時」「凸凹にハマる」大体決まっています。
発進時に急にアクセルを踏むと、雪が削れてハマることが多いです。雪道の運転の基本は「ゆっくり運転」。あわてずにゆっくり進みましょう!
轍(わだち)もハマりやすいポイントなので避けたいところですが、避けようがない場合もあります。ここもゆっくり運転で進みましょう。
新雪地帯などでは轍に沿って走行した方が安全です。状況によって変わることも頭に入れておきましょう!
ココに注意
大渋滞が起こると多くの人がイライラします。急いでいる場合もそうです。心が落ち着いていないときに、事故はよく起こります。
平常心でないと感じたときは、一回落ち着きましょう!前に1~2台入れてあげるくらいの心の余裕を常に持っておくと良いです。
スタックした時の対処法
大雪での運転の場合は、誰もがスタックするリスクを負っています。
もしハマってしまった場合は落ち着いて対処しましょう!
主な対処方法は次のとおりです。
- 無駄にタイヤを空回りさせない
- タイヤ周りの雪をスコップでかきだす
- タイヤに脱出プレートやバスタオルをかませる
アクセルをふんで無駄にタイヤを空回りさせると、雪が削れて余計ハマります。
まずはタイヤ周りの雪をどかすことから始めてください。
雪をどかした後は、駆動しているタイヤを把握してそこに脱出プレートやバスタオルをかませます。それらのグッズがない場合は、車内のマットなどでも代用可能。
これで脱出できたらまだラッキーです。無理な場合はまたタイヤ周りの雪をどかして、ゆっくり前進と後退を繰り返して車を揺り動かすようにしましょう!
こんなアイテムを持っていると、一瞬で抜け出せることもあります。
もしどうしてもダメな場合は「
JAF【公式HP】
もし立ち往生してしまったら
もし立ち往生して何時間、何十時間も動けなくなってしまった場合は次のことに注意しましょう!
-
一酸化炭素中毒
マフラーが雪で埋まり排気ガスが車内に。一酸化炭素は色も匂いもないので注意! -
低体温症
ガソリン切れやエンジンを切った状態では、車内がかなり冷える -
エコノミークラス症候群
長時間同じ姿勢でいるのはやめる。こまめに身体を動かす。水分をとる
車のマフラーが雪で埋まると排気ガスが車内に入ってきます。
マフラーが埋まっていないかは常に意識しておきましょう!
後は時間と、寒さや空腹との勝負になります。
毛布や防寒着、食糧や水がどれだけ車に乗っているか、ここで事前準備の大事さを実感するはずです。
立ち往生した場所がコンビニなどから近ければいいですが、そんな運の良いことばかりではありません。
とにかく最低限以上の事前準備はしておきましょう!
まとめ
雪道の運転方法や事前準備、ハマったときの対象方法についてまとめてみました!
長年雪国で暮らしているのに、ふとした油断で大雪の日にスマホの充電器などをもたずに不要普及の外出をして4時間立ち往生しました。
油断大敵です。雪の日に出かける場合は、最新の注意と事前準備を怠らないようにしましょう!
片道30分くらいの場所であれば、歩いて行った方が早いし確実なことが多いです。