生まれは富山。
大学で東京へ行き、7年ほど東京で暮らした後に富山に戻ってきた。
久しぶりに富山に帰ってきて暮らしてみると「やっぱり東京とは違うなぁ」と思うことが結構あった。
僕自身が強く感じた「富山の特徴」を11個ピックアップしてまとめてみた!
お金を使わない
富山での生活では入ってくるお金も減ったが、出て行くお金も減った。
これはなぜかと考えてみると、次の2つの要因が大きいように思う。
- 付き合いの飲みが減った
- 着るものが変わった
付き合いの飲みが減った
東京暮らしのときは電車通勤で、友人の多くも新宿・渋谷・池袋あたりに出てきていた。もしくは帰りにそこを通る生活だった。
金曜日の夜なんかは誰かしらが呑んでいて、仕事帰りに声がかかる。上司などからも「帰りに一杯行くか?」と突然声がかかる。
その頃の飲み代は大体1回5,000円だったので、数回行っただけで結構な額になる…。
着るものが変わった
もう一つの原因の「着る服など」について。
東京暮らしでは、周りの人がオシャレな服を着ていて、店にもオシャレなものがあふれている。
嫌でも目に入るので、自然と欲しいものが増える。
さらに東京は、お金を使う空気のようなものが漂っている!
富山は基本的に車通勤なので、オシャレな人や物が目に入ってくる機会は自分で探しに行かない限りほとんどない。また入ってくるお金が減ったせいもあるのかわざわざ消費しに行こうという思いがあまりわいてこない。
いい人が多いわけではない
富山は殺人事件などを大きな事件はほぼないが、悪い奴は結構いる。
良い悪いの判断基準は難しいけど、暴走してるやつもいるし、ゴミを平気でポイ捨てするやつもいるし、周りのことをまるで無視して運転する高齢者もいる。足を踏んでも、ぶつかっても謝らないやつもいる。
もちろんいい人は多いかもしれないが、それは東京でも一緒だ。
目の前にいる人や関わる人が良いか悪いか次第で、田舎か都会かはあまり関係ない。
近所付き合いが濃いわけではない
昔から住んでいる町内でも、すでに隣に誰が住んでいるかすら分からないことも多くなってきた。すれ違っても誰か分からないことも多い。
東京のように県外からの一人暮らしばかりで「町内」という感覚すらないのと比べれば、富山は近所付き合いが濃いのかもしれない。でも、イメージしているように毎回誰かがお裾分けを持ってきてくれるわけではないし、調味料を借りにくる人なんているわけがない。
もしお裾分けがあるとしても、普通に仲の良い人にだけ!
それは、東京でも富山でも結局は一緒だよね?
水と魚とご飯が美味い
水と魚とご飯は、マジで美味い!
家族と一緒で、ずっと一緒にいるとありがたみを感じなくなるのと同じ!
新米のご飯や刺身、水道水でさえ東京と比べると格段に美味い。正確には東京にも美味しいものがあふれているけど、高いお金を払わないと食べられない。
一度東京の安い寿司屋に行ったんだけど、全然美味しくなかったw それ以来、東京の寿司や刺身はお金を出して食べたいと思わなくなったw
本を読むことが減る
東京では、電車での通勤中に本を読む機会が多かった。
電車内で周りを見渡しても、新聞を読んでいる人や本を読んでいる人が多い。もちろんスマホをいじっている人が一番多いんやけどw
車通勤では運転中に読書はできない。
社会人の年間読書数なんかは、車社会の田舎は当然少ないんだろうなぁと勝手に想像している。
東京での生活していたとき、大学への通学時間は電車で20分くらいだったけど、就職してからの通勤時間は電車で40分くらいだった。これはまだ近い方で、通勤や通学に1時間以上かかる友人も多かった。
富山の生活では、通学や通勤時間が20分でも長いと感じる人が多いかもしれない。高校時代は電車で15分、歩いて10分かけて通っていたが、それだけでも相当遠かった印象がある。周りのチャリ通の人が羨ましかったw
通勤に関しては、渋滞さえなければ15分ほどで職場まで着く人が多いのではないかと思う。少なくとも東京のように1時間以上かけて通う人は稀だろう。
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車への意識が高くなる
東京へ行く前、富山の友達の多くは車にめっちゃ詳しかった!
富山では、富山の大学に進学すれば大体車を買ってもらえる。
そのためかもしれないが、車への意識がすごく高いように感じる。
富山県内の移動はほとんど車なので、見たり乗ったり、車に接している時間が東京とは比べものにならないくらい長いせいかもしれない。
呑み会などの席でも、女性から「どんな車乗っとるん?」という質問が来ることもある。
そのために車を買う男もいると思う。偏見かもしれんけど…w
初対面の人と呑むことがほぼない
富山県で普通に生活していると「初めまして」がほとんどない。
合コンなどの場合は別だけど、と呑むときに「友達の友達」のような初対面の人が来ることはほぼない。
東京で暮らしていたときは、それまで一緒に遊んでいた友人などがそのまま呑みにも来て、「初めまして」となることが頻繁にあったのだが、富山では記憶にない。
地元の呑み会などを企画しても、異様に誰が来るのか聞いてくる場合がある。
これは田舎の良さなのかもしれないが、知り合いとそれ以外の間の壁がかなり高い。例えば誰々の友達みたいな感じで繋がれば、えらい暖かく迎えてくれるのだが、全く知らない人に対しては異様に冷たかったりする。
知り合いによく会う
富山で生活していると、大手ショッピングセンターなどで誰かしら見かけるor見られる!
直接話しかけられない場合でも、後で「◯日、お前××におったやろ?」みたいな感じで連絡がくることもあるw
東京では「今日渋谷で遊んどるわ」「おー、俺も」「じゃあ会うかもな!」なんて友達と話していても、実際に会うことなんてほとんどない。むしろお互いに探しあっても会えないこともある。
人口が少ないし遊びに行く場所もだいたいかぶってくるから、富山では知り合いを見ることも見られることもめっちゃ多い!
山と海へよく行く
富山に戻ってきてから、車で山や海に行くことがかなり増えた!
これは付き合う友人によるのかもしれんけど、春〜夏は釣りや登山に、冬はスキーかボードに行く友人がいるので誘われて一緒に行ったりする。
僕の住んでいるところ(富山市)からは、一番近いスキー場までは30分程で行ける。海へも大体20分で行けちゃう♪
釣りもやるんだけど、夜暇だったら友達に声をかけて23時くらいから釣りに出かけることもある。これは時間を気にせず、車で行けるという点も大きい。
東京では、まず終電が常に頭の中にあるし、わざわざ海や山に行かなくても楽しい遊びや刺激的な場所は腐るほどある。もちろんそれにはお金がかかるんだけど…。
富山では、とりあえず釣竿と餌代300円くらいあれば、半日以上は海で釣りを楽しめる。BBQなんかもセットさえ持っていれば2,000円くらいで1日楽しめる☆
エスカレーターで片側に寄らない
富山に戻ってきてから、エスカレーターで違和感を感じることが結構多い!
エスカレーターを利用する場合、東京ではほぼ全員が左側によって急ぐ人は右側を行くというのがほぼ当たり前になっている。
富山では、右側にいたり、左側にいたり、真ん中にいたりする。ちょっと急いでいるときなんかはイラッとすることもあるけど、富山県民にはそれが当たり前なのでどこうともしない。
この現象は富山が関西と関東のほぼ真ん中にあることも影響しているかもしれない。東京に行っていた人は左、関西に行っていた人は右、どこへも出たことがない人は真ん中みたいな。
さらに富山では電車に乗った時にリュックをおろさない人がほとんどなのも感じる。
リュックをおろしてもらうor前に抱えてもらった方が、スペースが広く使えるし、たくさんの人が乗れるのに職員もほとんど注意しない。
ギャンブル好きが多い
富山の友人のほとんど(個人的な主観では7~8割)がパチンコか何らかのギャンブルを嗜んでいる!
パチンコ屋で友達と会うケースもある。パチンコ屋を覗くと高齢者もたくさんいる。みんな知り合いなのか、仲よさそうに話していたりする。東京では、若い人がやっているイメージだ。
パチンコやギャンブルが好きな人が多いのは、田舎では娯楽や刺激が少ないからというのがあると思う。
まとめ
富山暮らしと東京暮らしを比較して感じたことをまとめてみた!
普段の生活や感じ方なんて100%その人次第。
共感する部分や違う部分はもちろんあると思うけど、これから富山暮らしをする人、東京へ出て行く人の参考になれば嬉しい。
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