こんな疑問を解消します!
そうめんとしては結構値段が高いので、日常的には食べられない富山の特産品。実際に食べてみました!
普通のそうめんとは違うので、調理方法をしっかり読まないと失敗します。
この記事を読めば、大門素麺のことが分かり初めてでも失敗なく美味しく食べられるようになります。
富山県砺波市の名物「大門素麺(おおかどそうめん)」についてまとめてみました!
大門素麺(おおかどそうめん)とは?
富山県砺波市大門(おおかど)地域に伝わる「大門素麺」。
砺波市の大門(おおかど)地域に伝わる素麺で、冬の寒い時期の早朝に作られています。
例年2月頃が最盛期。深夜から朝にかけて生地を伸ばし、細く2mほどに伸ばして乾燥。その後丸めてさらに10日間ほど乾燥させて完成です。
3月頃まで生産が続きます。
起源
大門素麺は、江戸時代後期、売薬行商が持ち帰った加賀藩の御用素麺が起源だと言われています。
Wikipediaには次のように書かれていました。
1848年(嘉永元年)に越中の国砺波郡大門村の住人である田守三石衛門が売薬行商で能登の蛸島(珠洲市)を訪れたとき、栗田次兵衛達が前田藩の御用素麺作りで豊かな生活を送っていることを知った。
そのことを田守が村の者に伝えたところ、その中から中島次兵衛が蛸島へ行ってその製法を習得し、中島与市や中畠松三郎達有志で農家の冬の副業として行うようになったのが始まりである。
今では絶えてしまった輪島素麺の流れをくむ油を使わない手延べ素麺として残った。
一年で最も寒い時期に、絹ふるいにかけて精選した小麦粉を、地元を流れる庄川の清流の伏流水を使って何回もこね、鉢伏山から吹き下ろす寒風にさらして仕上げるのが、この麺の伝統的な製法である。
生産者
大門素麺のパッケージには、生産者の氏名が記載されています。
最近は、農産物でも生産者の情報を載せて信用の担保していたりします。
大門素麺も誰が生産したものか一発で分かるので安心です。
2021年現在11軒の農家が大門素麺を作っています。生産者の名前に注目してみましょう!
大門素麺|商品内容
大門素麺の包みを開けると、ぐるぐる巻きの素麺の塊が入っています。
このように丸まげ状に丸めてある手延べそうめんは、全国的にもかなり珍しいです。
大門素麺の塊を一つ取り出して観察してみました。
ただぐるぐる巻きになっているわけではなく、綺麗に折りたたむように丸まっています。
大門素麺の一袋には350gの麺が入っていて、3~4人前との記載があります。
一般的なそうめんは6束で300gです。大門素麺の一塊は、一般的なそうめんの約2束弱に相当します。
大門素麺|調理方法【要注意】
大門素麺の調理方法について説明していきます。
パッケージの裏に詳細な方法が記載されているので、しっかりと読んでから調理し始めましょう!
この中で一番大事なことは、大門素麺を茹でる前に半分に割るってことです!
大門素麺を半分に割らずに茹でると、長すぎてめちゃくちゃ食べにくいです!!
茹でればなんとかなると思うかもしれませんが、一度茹でると柔らかくてどうしようもなくなります…
ココに注意
大門素麺を茹でる前に、忘れずに半分に割ろう!
お湯は約4リットルと多めのお湯で茹でた方が、美味しく茹で上がります。
大門素麺はコシがあるので、茹で時間は3分ほどです。一般的な素麺よりも長めに茹でましょう!
大門素麺|食べ方
大門素麺は、最初の形と調理方法だけ通常の素麺とは異なっていますが、茹で上がってしまえば一般的なそうめんです。
見た目は普通の素麺だけど、実は大門そうめん!
久しぶりに食べたけど、コシがあって美味いな…
普通の素麺よりは高いのでなかなか日常的には食べられないけど、一夏に数回くらいはアリやなぁ。#大門そうめん #富山土産 #富山観光 #素麺 #富山名物 https://t.co/axX8HaYXbP pic.twitter.com/yivaa9unTh— とやま暮らし 富山観光×イベント×グルメ (@toyamagurashi) September 9, 2020
大門素麺はコシが強いので、ぶっかけうどんのようにネギと玉子で食べてみたりもします。
我が家で愛用している醤油は、香川県の「鎌田のだし醤油」。
昔から刺身なども全てこの醤油で食べているのですが、普通の醤油よりも美味しいです。
友達の家でも偶然見かけたことがあるので、結構有名なんだと思われます。
その他に、温かいつゆで食べるにゅうめん、味噌汁や鍋などに入れても美味しいのでオススメです。
大門素麺|通販
砺波名物の大門素麺は、乾麺で日持ちもするのでネット通販でも購入可能です。
僕が購入したのは、富山駅前CiC1階の土産物屋「ととやま」です。
近くで売っていれば良いのですが、買いに行くのに時間もガソリン代もかかるので、県外在住者や県外の家族親戚へは通販で買って送った方が便利です。
まとめ
砺波市の大門素麺(おおかどそうめん)についてまとめてみました。
自宅用でも良いですが、形が面白いし味も間違いないので富山のお土産として渡すと意外と喜ばれるはずです。
真冬の早朝、午前1時頃から作っている人のことを思いながら食べると、また味が変わってきます。
富山県民でもまだ食べたことがない人は、ぜひ一度食べてみてください!
美味いもの好き必見!