【映画 おおかみこどもの雨と雪】感想☆監督・声優・あらすじ・ロケ地や聖地まとめ！

こんな疑問を解消します！

 

『時をかける少女』『サマーウォーズ』などの人気作を作り出している細田守監督。

細田作品の中でもっとも「富山県」が舞台になっている映画が『おおかみこどもの雨と雪』です。

観光スポット「花の家」にも実際に行ってきたので、それを含めて映画『おおかみこどもの雨と雪』についてまとめてみました！

映画『おおかみこどもの雨と雪』とは

『おおかみこどもの雨と雪』は、2012年7月21日に公開された「スタジオ地図」の映画です。

興行収入は42.2億円、動員数344万人と大ヒットを記録しました。

地上波の金曜ロードショーでは、これまでに3回（2013.12.20・2015.7.10・2017.3.24）放送されています。

富山の自然の中で育つ、おおかみこども雨と雪の姿が可愛らしく、かつ成長を感じられる作品です。

おおかみこどもの雨と雪｜予告

予告動画に出てくる、おおかみこどもの雨と雪が小さい頃、部屋で暴れるところがすごく可愛いです。

また富山の大雪の中を駆け回るシーンもとても印象深く仕上がっています。

おおかみこどもの雨と雪｜ストーリー

大学生の花（宮﨑あおい）は、彼（大沢たかお）と出会ってすぐに恋に落ちた。やがて彼が人間の姿で暮らす”おおかみおとこ”だと知ることになったが、花の気持ちが変わることはなかった。そして一緒に暮らし始めた2人の間に、新たな命が生まれる。雪の日に生まれた姉は≪雪≫、雨の日に生まれた弟は≪雨≫と名づけられた。
雪は活発で好奇心旺盛。雨はひ弱で臆病。一見ごく普通の家族だが、生まれてきた子供たちは、「人間とおおかみ」のふたつの顔を持つ、≪おおかみこども≫だった。そのことを隠しながら、家族4人は都会の片隅でひっそりと暮らし始める。つつましくも幸せな毎日。しかし永遠に続くと思われた日々は、父である”おおかみおとこ”の死によって突然奪われてしまった―――
取り残された花は、打ちひしがれながらも「2人をちゃんと育てる」と心に誓う。そして子供たちが将来「人間か、おおかみか」どちらでも選べるように、都会の人の目を離れて、厳しくも豊かな自然に囲まれた田舎町に移り住むことを決意した。

そこで花が選んだのは、山奥にある築100年のおんぼろ古民家。おてんばな雪はすぐに気に入ったが、内気な雨は馴染めない。そんな子供たちを見守りながら、花は廃屋のような家の修繕に取りかかった。その横では雪と雨が、人間とおおかみの姿を自在に変化させながら駆け回る。花の奮闘によって古民家は少しずつ輝きを取り戻し、3人の新しい生活の場となっていった。
一方で、”おおかみおとこ”が残したわずかな貯金に頼る生活には不安もあった。節約のため、花は自給自足の生活を試みる。移動図書館で自家菜園の本を借りて独学で畑を耕すが、種苗は実を結ばず枯れていくばかり。失敗を繰り返す花のもとに、里に住む韮崎（菅原文太）という老爺がやって来て、「上手くいかないなら、なぜ聞こうという気持ちがない」と言い放つ。その訪問を機に、花の家には里の人たちが折々にたずねてくるようになった。畑の野菜も、韮崎の指導のおかげで順調に育ち始める。
人目を避けて引っ越してきたはずが、いつの間にか里の人たちにお世話になっている。花は人の繋がりの不思議さと感謝の気持ちを感じていた。

引用：おおかみこどもの雨と雪公式サイト

出会いから子供を産むまで。田舎(富山)に行ってからの子供達の成長、ご近所付き合い、子供達の進路と、見どころや共感ポイントがかなり多くあります。

「人間として生きるか」「狼として生きるか」自分の心に従って選択。そしてどちらを選ぼうと親として暖かく見守る姿。

考えさせられるストーリーに仕上がっていて、思わず共感してしまいます。。

おおかみこどもの雨と雪｜声優・キャスト

改めて声優陣を見るとかなり豪華です。

しかし今回調べてみて、黒木華、麻生久美子、染谷将太、菅原文太など、芸能人に詳しくない僕でも知っている人が沢山出演しています。

声優を意識して改めて映画を見ると、またちょっと面白い視点が生まれそうです。

おおかみこどもの雨と雪｜スタッフ

細田守監督と脚本の奥寺佐渡子さんは、「時をかける少女」からの付き合いです。

今までは監督しか意識していなかったけど、『真白の恋』から脚本も意識するようになりました。

この2人のタッグの作品は、今後もまだまだ楽しみです！

おおかみこどもの雨と雪｜気になるもの

映画「おおかみこどもの雨と雪」の中で、ちょっと気になるものが出てきます。

 

タレにつけて食べる焼き鳥

花とおおかみがアパートで2人で暮らしているときに食べていた、タレに焼き鳥をトプンとつける食べ物。

かなり美味そうでしたが、これはどうやら長野県上田市名物の「美味(おい)だれ焼き鳥」と呼ばれる食べ物のようです。

 

おみやげ3つ、たこ3つ

雪が興奮してオオカミにならないようにするおまじない。

これはどうやら「おみやげ三つ」という曲に由来するようです。

それに伴って「指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲ます」に続けて「おみやげ3つ、たこ3つ」と続ける地方があるらしい！

おおかみこどもの雨と雪｜ロケ地

映画「おおかみこどもの雨と雪」の舞台となっているのは、主に富山と東京です。

 

富山のロケ地

　富山県内の主なロケ地は次の3つです。

順番に簡単に紹介していきます！

 

おおかみこどもの花の家

富山県の上市町にある「おおかみこどもの花の家」。

時期によっては結構混んでいて、県外ナンバーの車も停まっています。

中は自由に見られるようになっていて、観光客が持ってきたお土産などが置いてあったりと人の温かみを感じます。

映画の中に出てくる雪の青いワンピースも展示されているほか、ちょっとしたお土産グッズも販売しています。

雨と雪の喧嘩のシーンで映る家の風景は、ほとんどこの家そのままです。

おおかみこどもの花の家は、上市町の山奥にあって小道を進んで行くことになります。

自家用車で行った場合は、ほぼ路上駐車です。上市駅からはタクシーなども出ているので、県外からの観光客など車がない人はそれを利用すると便利です。

家へ入っていく場所には写真のような看板とのぼりが立っているので、見逃さないように注意しましょう！

「花の家」には、宮崎あおいさんの写真もありました！

宮崎あおいさんの可愛さは異常だけど、この写真からは細田守監督の人の良さもすごく伝わってきます。

おおかみこどもの花の家は、平成26年から「NPO法人おおかみこどもの花の家」として運営されています。家主の山崎さん夫婦がいろいろ管理している形ですが、この2人が本当にいい人たちなのです。

聖地巡礼、観光で来た場合は、家の中にある募金箱にぜひ気持ちを入れてあげてください。

 

称名滝

富山県でも有名な観光スポット「称名滝」。

映画『おおかみこどもの花と雪』では、この称名滝だと思われるシーンが使われています。予告動画でも出てくるのでチェックしてみてください。

雨がおおかみとなって吠えるシーンなどは、称名滝の駐車場から見える山が舞台になっていると思われます。

称名滝へアクセスは、乗用車か、立山駅からバスを利用します。ただしバスは4月下旬～11月中旬の間しか運行していないようなので注意しましょう！

滝壺近くは、水しぶきがすごくて夏はかなり涼しいです。天気によって称名滝の水量が変わり景色も変わるので、その変化も楽しめるはずです。

▶︎【称名滝】落差日本一の観光スポット☆駐車場や歩く距離など事前に知っておこう！

 

みくりが池

ここも富山では有名な観光スポットの「立山のみくりが池」。

天気が良くて風がなければ、立山が綺麗に湖面に映ってかなり綺麗に見えます。ここも予告の動画に出てくるので、気になる人はチェックしてみましょう！

みくりが池へのアクセスは、立山駅から立山ケーブルカーと立山高原バスを乗り継いで約1時間。料金は往復で4,940円かかります。

天気に恵まれないことも多いですが、晴れた日にはめちゃくちゃ綺麗な自然を満喫できます。

 

東京のロケ地

おおかみこどもの雨と雪の東京のロケ地は次のとおりです。

まとめ

映画『おおかみこどもの雨と雪』についてまとめてみました！

富山の景色がよく出てくるので、妙に感情移入してしまう作品です。

僕の場合は特に母親に共感しました。夫の死で1人になっても、こども達のために、生きていくために、田舎に引っ越して生活する姿と、声優の宮崎あおいがすごく良かったです。

自分の子供がオオカミであろうと、人間であろうと関係なく愛して応援する母の姿にも感動しました。

母親の花の姿に共感して、涙を流した人も多くいるのではないでしょうか？

雨と雪の小さい頃がとても可愛く描かれているのも、また心を動かす。富山出身の細田守監督、さすがです！

▶︎ U-NEXT

この作品を見て、少しでも富山に興味を持つ人が増えるといいなぁ☆