日本のベニスと呼ばれる射水市新湊の内川沿いに、お洒落で落ち着くバーがあります。
「港町のあのエリアにオシャレなバーなんてお客さん来んやろ?」と思ったそこあなた、僕も最初そう思いましたw
それだけでも驚きなのですが、なんとこのバーを始めたのは移住してきたハワイ出身のアメリカ人なのです。
なんで富山県射水市の内川エリアでバーの経営なのか?など、興味がありすぎて取材させてもらいました。
以前友人達と呑みに行ったときの経験も交えてお伝えします。
BRIDGE BARは、運営しているスティーブンさんや藤井さんのことを知ってから行った方が1000倍楽しいです!
射水市新湊のBRIDGE BARについてまとめてみました!
ブリッジバーとは?
ブリッジバーは、富山県射水市新湊の内川べりにある本格的なバーです。
まずは内装やメニュー、アクセスや駐車場といった基本情報を紹介します。
アクセス&営業時間など
ブリッジバーは、新湊内川のすぐそばにあります。
店の窓からは内川の景色が綺麗です。
ブリッジバー公式HPにある手書きマップもわかりやすいので、同時に見ておくと場所がより分かりやすくなるはずです。
ココに注意
地図に記載された6台の駐車場は現在利用できません。近々新しいマップに切り替わるようです。
駐車場
ブリッジバーに車で来店した場合は、近くの公共駐車場を利用する形になります。
次の内川周辺の無料駐車場マップを参考に駐車しましょう!
ルール&チャージ
ブリッジバーの基本的なルールは次のとおりです。
- 500円のチャージにはお通し、土産、サービス料が含まれています
- 18歳未満の入店はご遠慮ください
- ワインの持ち込み料は1本2,500円。お気軽に相談ください
- お酒は「適量を愉しく!」
代行・タクシーをご希望の場合は早目にお申し出ください
お土産は、すぐ近くの商店街にある野村屋さんの「内川さんぽ」というお菓子です。
このように地元の商品を採用しているところから、お店がある新湊の内川エリアを大事にしていることが伝わってきます。
店内
ブリッジバーに入口は、内川に面しています。
入口の扉を開けると、こだわりの弁柄色(べんがらいろ)の空間…。
バーというとちょっと敷居が高い気がしますが、気にせずに突き進みましょう!
もう一度扉を開けると店内です。
ブリッジバーは、カウンター席だけでなくテーブル席やソファ席などがあります。
このカウンター席は、バーテンダーとの会話を楽しみながらゆっくりできる空間。
authentic
=本物の、伝統的な、信頼のおける
カウンターがあってバーテンダーがいて、酒と静かな空間を楽しむ本格的なバー。
カウンター席の隣には、テーブル席。
ブリッジバーはカウンター席だけのオーセンティックバーではなく、普通に仲間達と楽しんで飲める席もあります。
テーブルの上には、ブリッジバーの運営会社「しろくま興業」のモチーフでもある白熊君が。
1階のテーブル席を2階の吹き抜けから見ると、こんな感じです。
様々な席がありますが、店全体には一体感があります。
1階テーブル席の内川側には、くつろげるソファ席。
カウンター席やテーブル席とはまた違った雰囲気の中でお酒を楽しめます。
続いて中2階には、大きな窓があり内川の景色が楽しめます。
ブリッジバーは16時から営業しているので、夕暮れの内川を楽しむことも可能。
同じ中2階の席でも、夜になるとガラッと雰囲気が変わります。
中2階を2階から見下ろすとこんな感じ。
少人数の気のおけない仲間とゆったりお酒と会話を楽しむには最高の環境です。
2階の一番奥にはソファ席。
ここから内川の景色は見えないですが、周りを気にせずにゆったりできる特等席のような感じです。
夜になるともうちょっと大人なソファ席に変身します。
以前友人達と利用したときはこの席で、お酒を楽しみながら普段なかなか話さないような真面目な話から下らない話まで色々話しました。
2階ソファ席の横には喫煙室もあります。
扉で閉められる閉じた空間なので、周りに迷惑もかかりません。
ココに注意
新型コロナウイルス感染防止のため、2020年8月から喫煙室は廃止になっています。現在は店全体が禁煙です。
メニュー
ブリッジバーは、バーというだけあってお酒にはかなりこだわりがあります。
お店にどんなお酒を置くのか、様々なお酒を呑んで分析したウイスキーブック。
これは秋限定のメニュー。
バーテンダーの藤井さんが、アレンジを加えながら季節に応じたメニューを考えています。
パープル・パニック。
以前来たときに味わったカクテルです。お通しのナッツと共にゆっくり楽しめます。
ウイスキーの飲み比べセットメニュー。
僕らのようなウイスキー初心者にとっては、頼みやすくてありがたいメニューでした。
バーボンビギナー。
お酒が乗った器もお洒落で、ブリッジバーの雰囲気の中で最高に美味しくお酒が楽しめます。
人と人の繋がりを大事にしているスティーブンさんの想いが垣間見えます。
バーボン、ライ麦をはじめ、70種類以上のアメリカンウイスキー。
その他にもスコッチウィスキー、アイリッシュウィスキー、ジャパニーズウィスキーの取り扱いもあるので、様々な国のウイスキーを楽しめます。
カクテルやハイボールなどもあるので、ウイスキーが呑めない人も安心です。
内川ブルー。
新湊内川の青色を表現したオリジナルカクテルです。
ブリッジバーに来たなら頼んでおきたい、写真映えもする綺麗なお酒。
ウイスキー以外にビールやワイン、日本酒や焼酎もあります。
ノンアルコールも用意されているので、運転役の人も安心w
おつまみはビーフジャーキーやサーモン、レーズンバターなどシンプルなものが多いです。
ブリッジバー|スタッフと歴史と想い
ブリッジバーの成り立ちやスタッフの想いなどについて紹介していきます。
ブリッジバーを切り盛りするのはこの2人。
オーナーのスティーブン・ナイトさんとバーテンダーの藤井宏祈さんです。
主にスティーブンさんから色々と話を聞かせてもらいましたが、2人の仲の良さがすごく伝わってきました。
スティーブン・ナイトさん
ブリッジバーのオーナー、しろくま興業の代表。
スティーブンさんはサングラスをかけていることも多く、笑ってなかったら一見めちゃくちゃ怖いですw
ハワイ出身のスティーブンさんが、新湊の内川を気に入ったことでブリッジバーが誕生しました。
藤井宏祈さん
ブリッジバーのバーテンダー。
スティーブンさんの誘いに乗り、東京から移住してきた若者。
藤井さんは、東京で働いていた時にスティーブンさんに声をかけられました。
当時は19歳、数ヶ月間説得されて富山に移住して一緒に働くことに。
話を聞いて初めて知ったのですが、当時はイタリアンレストランで働いていただけでバーデンダーではなかったんだとか…。
歴史
ブリッジバーは、スティーブンさんが友人の明石博之さんに会いに富山にきたことから始まりました。
明石博之さんは、内川エリアで六角堂や水辺の民家ホテルなどを手がけている人物。
そこで富山への移住を決断し、元かまぼこ屋の古民家を見つけ、リノベーションして現在のブリッジバーが誕生しました。
それらの経緯は「TRIP EDITOR」に、坂本正敬さんがすごく丁寧に書かれています。
▶︎住民が減り続ける漁師町でなぜ大人気に?アメリカ人が開業した富山「Bridge Bar」
驚いたのは最初に富山に来たその1回で、内川エリアに移住してバーを始めることを決めたことです。
スティーブンさんは今まで様々なことに1から挑戦してきた人。心の奥にバーをやりたいという思いがずっとあって、ようやく今その夢を叶えている最中。
今までの経験の集大成だと話していました。
このブリッジバーのプロデュースを担当したのが、先ほど出てきた友人の明石博之さんです。
明石さんは「カフェ六角堂」「コワーキングスペースCOMSYOKU」「水辺の民家ホテル」などを手掛けています。
僕は水辺の民家ホテルに宿泊して、「さんがの湯」に入った後にブリッジバーに行きました。
▶︎【水辺の民家ホテル 体験談】カモメとウミネコの使い心地など【動画あり】
そしてブリッジバーの設計は、南砺市井波の人気宿「ベッドアンドクラフト」の山川さん夫妻が行いました。
▶︎【ベッドアンドクラフト】井波の職人を感じて体験する宿【満足度高い】
実際にどのようにリノベされてブリッジバーができたのかは「コロカル」に詳細に書かれているので、気になる人は読んでみると面白いです。
▶︎〈Bridge Bar〉アメリカ人移住者が町家をリノベしてオープンした新湊内川沿いのバー
一部抜粋したので、ぜひ目を通してみてください。
近所の「お店屋さん」の奥を覗けば、そこには店主やその家族の生活が間近に感じられる。
「ごめんください!」と一声かければ、二階から「は~い!」と明るい返事が返ってきて、バタバタと階段を下りてくる足音が聞こえる。
そこには地域に根ざした生活を送り、そして生業を営む人々がいる。
失われつつある光景や生活のリズムを取り戻しながら、地域の人々や遠くから離れた旅人を玄関先で迎え入れ、よい循環を生み出し、街の活性化に貢献する。
引用:BRIDGE BAR
新湊は生まれ故郷なので余計にかもしれませんが、この想いを知るとすごく温かい気持ちになります。
さらにさらに、ブリッジバーが出来るまでの流れは射水ケーブルネットワークさんがドキュメンタリー番組にしています。
引用:射水ケーブルネットワーク
ここまでシッカリしたドキュメンタリーは、おそらくケーブルさんにしか作れなかったはず。ブリッジバーのことやスティーブンさんや藤井さんの思いがよく伝わってくるいい番組です。
すごくよくできたドキュメンタリー番組なので、気になった人は来店前にぜひ視聴してみてください。
このように、多くの人がブリッジバーについて紹介しています。
おそらく「内川エリアを盛り上げたい」「人をつなげたい」という想いのあるスティーブンさんの人徳なのでしょう。
ブリッジバー|オススメの宿
ブリッジバーは、近隣の宿やホテルに泊まって楽しむのが一番です。
歩いても行ける距離にあるのは「水辺の民家ホテル」「奈古の家」。少し離れますが、ホテルに泊まりたい人は「
スティーブンさんは、バーは「周りの宿泊施設との関係も大事」と話していました。
確かに車社会の富山では代行を使ってまで内川エリアまで呑みにくる人は少ないでしょう。でも単純にそれだけの意味ではなく「周りの施設や人との関係の中で運営していけるのがBARである」というような意味も含まれていたように思います。
もっと広い射水市周辺の宿やホテルを探したい人用に、予約サイトのリンクも用意しました。射水観光や富山観光を検討中の人はぜひ活用してください。
まとめ
富山県射水市新湊の内川沿いにある「BRIDGE BAR」についてまとめてみました!
ブリッジバーは、富山の人気観光スポット内川エリアにあるお洒落なバー。
しかし普通にオシャレなバーなだけではなく、その背景を知るともっと良さが出てきます。
新湊の内川べりにバーを作ることに比べたら、どんなことでも覚悟をもって取り組めば実現できそうですよね。
射水市新湊の内川エリアは「日本のベニス」といわれるほど、素晴らしい観光スポットです。
素敵な宿やホテルもあるので、ぜひ1泊してブリッジバーと共に楽しんでください!