【西町大喜 本店】元祖富山ブラックラーメンはレンゲ不要!ライス売切れで詰んだw

県外の人にとって、富山のラーメンといえば一番有名なのが「富山ブラックラーメン」。

その富山ブラックラーメンの元祖と言われているのが、「西町大喜」だ。

僕は富山ブラックラーメンは好きではない。5年ほど前にここ西町大喜で食べた記憶はあるが、味は全く思い出せない。食べなさすぎて、もはや富山ブラックってどんな味なのかすら忘れてしまったくらいだ…。

そんな状態だったので、本当の富山ブラックラーメンってどんな味だったのか思い出したい衝動が沸き起こっていた。そんなときにちょうど西町に用事があったので、遊び半分で富山ブラックラーメンを食べてみた。

元祖富山ブラックラーメン「西町大喜」、行ってみて気づいたことや感じたことをちょっとまとめてみました!

目次

富山ブラックラーメンとは?

西町大喜の元祖富山ブラックラーメン

富山ブラックラーメンは、もはや富山名物となっているスープの色が真っ黒のラーメン。

醤油ベースの真っ黒なスープに胡椒がきいて、かなりの塩辛さ。ラーメン単体で味わうのではなく、ラーメンをおかずとして味わうことを前提に作られてきたためにこのような濃い味付けになっている。

富山ブラックラーメンのカップラーメンも多数発売されている。ニュータッチの凄麺は、「Amazing Toyama」のロゴを使ってるw

西町大喜|歴史

西町大喜のHPには、次のような大喜のラーメンの歴史が記載されている。

創業昭和22年。味の秘訣は高橋青幹氏(オヤッさん)秘伝のタレにあり。オヤッさん由来の頑固なこだわりは今日も皆を喜ばせる。富山のラーメンは大喜の歴史そのものである。

半世紀以上昔、ドカ弁やおにぎりを持った労働者のために、オヤッさんは濃い味付けでチャーシューのたっぷり入った、「よく噛んで」食べるおかずの中華そばを考え出した。昭和22年、終戦後のことである。

噂に噂を呼び、富山祭りには千人もの行列を作ったこともあった。じいちゃんから、とうちゃん、孫へと、今や三世代にわたり親しまれている大喜。富山県民ならば知らない者はいない。これも、流行に左右されないこだわりの味を頑固に守ってきたからだと自負している。

この文章を読むと、細かい人柄などは分からないが、自然と「頑固」で「こだわり」を持った融通の聞かないオヤッさんを連想する。

「労働者」のためを思って作られたラーメンだからこそ、誰にでもではなく、一部の人にグサッと刺さるラーメンなのだろう。

西町大喜|西町本店の場所

元祖富山ブラックラーメンの西町大喜のある大田口通り

西町大喜は富山県内に複数店舗あるが、西町本店があるのは富山市の中心部。

ガラス美術館のあるTOYAMAキラリの横、太田口通りだ。

 

元祖富山ブラックラーメンの西町大喜のある通り

TOYAMAキラリの横から太田口通りを行くとすぐ右側に、西町大喜の旗と店舗が見える。

 

西町大喜は大きな店舗ではない。細いw

店舗前の「富山ブラック」と書かれた旗を目印にしよう。

 

元祖富山ブラックラーメンの西町大喜の店舗外観

写真を撮って改めて気づいたけど、正面から見るとその細さがよく分かるw めっちゃ細い!

入り口も人ひとりが通れる程の幅しかない。

昼などの食事時は行列ができていることもあるので、その場合はすぐに分かるはずだ。

西町大喜|本店の店内

外観からも、この写真を見ても分かる通り細い。席は左右のカウンター席のみの27席。

 

注文方法

元祖富山ブラックラーメンの西町大喜の店舗内と券売機

入り口を入るとすぐに券売機がある。

調理場は券売機のすぐそばなので、ここで食券を購入して店員に渡せばOK。

 

大量の芸能人のサイン

元祖富山ブラックラーメンの西町大喜にある芸能人のサイン

西町大喜 西町本店には、かなり大量の芸能人のサインが飾ってある。

 

元祖富山ブラックラーメンの西町大喜にある芸能人のサイン2

当然のように、富山県出身の柴田りえのサインも飾ってあるw

 

ちょっとした読み物

元祖富山ブラックラーメンの西町大喜の説明文書

ラーメンが出てくるまで店内を見回していたら、壁にかかっているラミレートされた読み物が目に入った。

西町大喜のことや富山のことが書かれている。

待ち時間にちょっと目を通すには、ちょうどいいボリューム。でも、内容は主に観光客向けのような気がした。

 

西町大喜のラーメンの食べ方

元祖富山ブラックラーメンの西町大喜のラーメンの食べ方

ラミレートされた読み物の中に、ラーメンの食べ方が書かれていた。

まず、麺・チャーシュー・メンマをスープの中で混ぜるべし
全ての具をスープになじませることで、大喜の味が出来上がるのだ。これ常識なり。
そして同時に口の中へ運び入れ、食べ終わる頃、より一層おいしさが増す。
こうして、急がずじっくりと大喜の歴史を存分に味わっていただきたい。

とりあえず、全部を混ぜて真っ黒なスープに馴染ませて、それと同時に口の中へ運べばOKなようだ!

西町大喜|今回食べた中華そば

西町大喜の元祖富山ブラックラーメン

今回注文したのは、無難な中華そば小(並)750円。

16時頃と半端な時間に行ったので、日曜だったけどほとんどお客さんはいなかった。注文してから5分以内くらいにラーメンが運ばれてきた。

見事に真っ黒なスープと、多めにかけられた胡椒。

 

富山ブラックにレンゲは不要

スープがどんな味なのか試しにちょっと飲んでみようと思ったのだが、レンゲがどこにも見当たらない…??

店員にもらいに行ったら、入り口の所のカウンターの下、取り分け用のお椀と一緒に少しだけ置いてあるレンゲを渡してくれた。

話を聞くと、スープがしょっからいすぎてレンゲを使う人はほぼいないそうだ…。マジかw 全然知らんかった…。

 

食べた感想

とりあえず食べ方の説明にあった通り、ラーメン全体をスープに絡むように混ぜて口へ。

すっぱぁぁあ!!!

塩っ辛いを通り越して、もはや酸っぱいw

最後に食べたのいつか忘れたけど、元祖富山ブラックラーメンなめてたわ…。高岡のラーメン大長とか、スープが黒いラーメンはいくつか食べてきたけどレベルが違う…。慣れてきたら塩辛く感じてきたけどw

これはご飯があったほうがいいなと思って、追加で注文を決意。

 

ライスが売切れで詰んだw

あまりにも濃い味だったので、これは大喜の歴史にのっとってご飯を買いに行ったが、

売切れ…

店員「すいません…」

これは詰んだw 「おにぎり持ち込めたらいいのに」って人生で一番思った日だった。

 

西町大喜の元祖富山ブラックラーメンの麺

麺は硬めのストレート太麺。黒いスープが絡んで黒っぽくなっている。

おかずとしてのラーメンというだけあって、硬めの麺は食べ応えがある。

 

スープ

西町大喜の元祖富山ブラックラーメンのスープ

スープは、漆黒の濃い口しょうゆ味。

超久しぶりに食べた僕の感想は、「酸っぱい!」。まさかラーメンのスープを飲んで、酸っぱいと思う日が来るとは予想だにしなかった。

ラーメンのスープは結構飲む人間なんだけど、大喜のこのスープを飲むのは不可能だった…。

 

チャーシュー

西町大喜の元祖富山ブラックラーメンのチャーシューのアップ

チャーシューは、薄めの手切り。

結構薄く切ってあって、手切りのため厚さにはムラがある。

 

西町大喜の元祖富山ブラックラーメンの多めなチャーシュー

チャーシューは1~2枚とかではなく、かなり大量に入っている。

しっかりと肉の味がして、濃いスープに負けていない。スープが染み込んでいい具合の味になっている。

西町大喜|メニュー

メニュー 料金
中華そば 小(並) 750円
中華そば 大 1,120円
中華そば 特大 1,500円
ライス 小 120円
生玉子 60円
ウーロン茶 120円
サイダー 120円
ジュース 120円

※小=1玉、大=1.5玉、特大=2玉

※料金は変動するのであくまで目安として

西町大喜|営業時間など詳細情報

西町大喜 西町本店は、昼から夜まで休憩なく営業している。

富山市中心部のデメリットでもあるのだが、無料の駐車場はない。車で行く場合は、有料駐車場に停める必要がある。

西町大喜 西町本店

住所:富山市太田口通り1丁目1-7
営業時間:11:00~20:00
定休日:水曜
TEL076-423-3001

まとめ

富山ブラックラーメンの元祖といわれる西町大喜。

かなり久しぶりに食べたんだけど、衝撃的な味だった…。

富山ブラックは好き嫌いがハッキリと分かれるラーメンだとよくいわれるけど、僕は好んでは食べない派w ご飯があったらまた違うのかちょっと気になったけど、しばらくは行かんくていいなと思ったww

友人曰く「昔から比べるとだいぶ値上げした」

確かに、あの量で750円は高めの料金設定。観光客向けの観光スポットのような印象を受けた。

若者や労働者に向けて作られているラーメンだから、僕のように労働が足りない人間にはまだ美味しく感じられなかったのかもしれん…。

もっと汗水流して、西町大喜の富山ブラックラーメンが美味く感じるほど頑張らねば☆

西町大喜の元祖富山ブラックラーメン

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