立山弥陀ヶ原と同様、中部山岳国立公園・ラムサール条約登録湿地になっている「大日平」。
ケーブルカーやバスを乗り継いで行く立山弥陀ヶ原と同じような風景が、2時間弱の登山で見れるなんて…初めて知ったわ。(前行ったときのこと忘れてたw)
立山大日平の登山について、分かったことをちょっとまとめてみた。
大日平、大日岳|登山口
大日平や大日岳の登山口は、称名滝の滝見展望台に行く途中にある。
称名滝の駐車場から約13~14分ほど行った地点。ちょうど駐車場と称名滝の滝見展望台の中間地点くらいだ。
道路がちょっと広くなっている所で、ちょうど称名滝やハンノキ滝が見えるくらいの地点なので見逃さないように!
登山口までの詳しい道のりなどは、次の称名滝についての記事にまとめたので参考にしてほしい。
▶︎【称名滝】落差日本一の観光スポット☆行く前にこれだけは知っておこう!
大日岳登山道|ルートと時間
今回行った大日平は、大日岳の中間地点。ずっと登れば奥大日岳や室堂まで行ける。
区間距離と区間標準所要時間は次のとおり。
登山口から大日平までの区間標準所要時間は約3時間だが、休憩を3回ほど入れて1時間48分だった。
大日岳登山口
↓3.3km(3時間)
大日平
↓3.7km(2時間40分)
大日岳
↓3.3km (2時間20分)
奥大日岳
↓2.7km(1時間40分)
新室堂乗越
↓0.9km(30分)
雷鳥平
↓1.9km(1時間)
室堂ターミナル
大日岳の登山口から、11時間10分ほど歩けば室堂ターミナルに着くっぽいw
途中泊まり入れて、人生で一回くらい行ってみたいなぁ☆
大日平登山|大日平山荘までの登山の様子
大日平までの登山は、最初の1時間強が結構キツい…。
中山の序盤もまぁまぁキツかったけど、大日平の方が1.3倍ほどキツかった…。ワールドカップ見てて寝不足だったせいもあるかも↓
大日岳の登山口からすぐの所には、いい感じの岩や木がゴロついている。
表側と裏側で表情が違っていておもしろい。
最初の巨石からちょっと歩くと、今度はいい感じのツタや草に覆われた岩も登場する。
自然になぎ倒されたのであろう流木みたいな大きな木も転がっている。
キツめの坂を登っている途中で現れるちょっとひらけた地点と、そこに降り注ぐ太陽の光。光に照らされてた緑がめっちゃ綺麗☆
ハシゴが必要な急登もところどころに出現。
1時間弱登っているとほんの少しずつひらけてくる。
たまの太陽は暑いけど、照らされた草木の鮮やかさに癒される。
草に覆われて「称名滝→牛ノ首→大日平」の看板があったけど、正直このときは見る余裕がなかったw
1時間ちょっと登山したあたりから、階段などの急登がちらほらと出現。
キツいけどここを抜ければ登りがひと段落する。
登りの締めはハシゴのハシゴ。
ここを登りきると反対の谷川に川が見える。
ここまで登れば、もうあと10分ほど鎖場などを登れば大日平の綺麗な湿地たいが見られる。
自然の力で折れた木は、人を惹きつける魅力がある。
さぁ、急登最後の鎖場へ。
登山開始から約1時間20分ほどで、キツめの登りは終了。
整備されて歩きやすい木道が神がかって見えるw
景色が一変!
キツかったけど登ってきて良かったぁ!と思う瞬間。
休憩ポイントもかなり綺麗。
地上の平野と空の曖昧な境界線を見ながらの休憩は気持ちがいい♪
「ラムサール条約登録湿地、立山弥陀ヶ原・大日平」の案内板も。
歩いていて「妙に弥陀ヶ原に似てんなぁ」と思ってたけど、同じラムサール条約に登録された湿地帯なんだということを初めて知る。
寝不足のせいか、序盤の登りは久しぶりにマジでキツくてドロップアウトしそうだったけど、この木道まで来ると全然楽に歩ける。
キツさのピークを過ぎると、楽で気持ちの良い湿地帯ウォーキング。
こういうところで、「人生も似てるなぁ」とか思ってしまう自分がいるw
もうちょっと木道散歩を楽しんだら、今回の目標地点の大日平山荘が見えてきた!
でも見えてはいるけど、なかなか近づいて来ないという山あるある。
大日平山荘に到着!
登山開始から約2時間。標準のコースタイムが3時間ちょいだったので妙に早く着いたな…。だから疲れたのかな?
9:30くらいだったけど、すでに先客が1パーティー。このあと昼の時間帯にかけて続々と登山客が現れて、外のテーブルと椅子は一瞬で満席になっちゃった。天気が良かったのもあるけど人気の山なんだな。
今年初の山上での食事だったので、シーフードヌードルをチョイス。
朝飯なのか昼飯なのかよく分からん時間だったけど、とりあえず美味かった☆
大日平登山|称名滝を見て高さを実感
大日平までの登山途中での景色の魅力の1つは、称名滝だと思う。
登るに連れてどんどん上から覗き込むような景色が楽しめる♪同時に「登って来たなぁ」という実感も味わえる。
かすかに見える称名滝の滝見展望台。
さらに登っている行くと、ハッキリと滝見展望台が見える。
まさかこんな山の中から見られているとは思わんだろうなぁ。
さらに登って行くと見えなくなる。
称名滝の滝見展望の景色の変化を感じられるのも、大日平登山のちょっとした楽しみかも☆
大日平登山|大日平山荘の情報
大日平山荘は宿泊もできる山小屋。
素泊まりで6200円、1泊2食付きで9500円だ。
自販機は一瞬電源入ってないんかと思ったけど、しっかりと冷たいジュースが出てきた。車で来たらビールは呑めないけど、冷たいもの飲みたくなるよね?特に炭酸☆
自販機だけじゃなく、生ビールや大日平山荘オリジナルバッヂや写真集なども販売している。
写真集を売っている山小屋は初めて見たかもw
大日平登山|大日平山荘から奥大日岳へ
奥大日岳まで登る気も体力もなかったけど、大日平山荘からちょっと行ってみた。
奥大日岳を正面に、かなり綺麗な景色が見られる。木道を歩く人と奥大日岳が妙に絵になる!
大日平山荘まで登って来たなら、ほんの数分でこの景色が見られるので是非あと少し頑張って足を運んでみてほしい。
助けられた行動食「イノシシおにぎり」
今回の登山は、本気でキツくて途中ダウンしかけた…w
そこで取り出したのが、本当は大日平山荘でカップラーメンと一緒に食べたかった、富山の名物コンビニ「立山サンダーバードの手造りイノシシおにぎり。
コンビニのように機械で作られたわけではなく、手作りなので不恰好で温かみがある。(ザック内で多少潰れたのもあるけどw)
中にはしっかりとした味のイノシシ肉。
興味本位で買ったイノシシおにぎりだけど、今回の登山はこいつのおかげで無事体力回復して登りきれた!
このイノシシおにぎり、250円もする高級品で正直買おうか迷ったけど買って良かった。
立山サンダーバードは立山付近の登山をするなら是非とも足を運んで欲しい観光スポット!(観光スポット?w)
▶︎【立山サンダーバード】 富山の名物コンビニに学ぶ!完全な差別化とネーミング
大日平登山後|温泉は吉峰温泉ゆ〜ランド
登山後の最高のお楽しみは、温泉!
立山周辺の登山なら「吉峰温泉ゆ〜ランド」がおすすめ☆
新鮮な野菜も売ってて地元住民の生活に密着した天国のような温泉。JAFカード提示で550円で入れるのもちょっとした魅力。
▶︎【立山吉峰温泉ゆーランド】グリーンパーク吉峰にある田舎の楽園☆すごい温泉施設だ
まとめ
称名滝付近からの大日平までの登山。
天気が最高だったのもあって、キツかったけどかなりいい景色の中の山登りだった。
ケーブルカーや高原バスで弥陀ヶ原に行くには1人4000円ほどかかるけど、ここは称名滝までのガソリン代だけで気軽に行ける。
序盤の坂道は結構キツいけど、キツい分、その後の湿地帯の景色が絶景に変わるw
気持ちキツめの登山も大丈夫な人は、一度足を運んでみる価値は十分にあると思うよ☆