こんな疑問を解消します!
2021年1月8日(金)、1963年の38豪雪以来初めて富山の積雪が1mを超えました…
雪国富山ではこれまでどんな大雪やそれにともなう災害があったのかまとめてみました!
富山県の大雪災害
過去の大雪には、年数によって名前が付けられています。
それぞれの年に、富山ではどれくらいの雪が降ったのか、どんな災害があったのか情報をまとめてみました。
2021豪雪
令和3年(2021年)。
3豪雪?21豪雪?どんな名称が付けられるのかは分かりませんが、この年は後々大雪災害の年として記録に残るはずです。
場所ごとの積雪量は次のとおりです。
箇所 | 積雪深 |
---|---|
富山 | 107cm |
伏木 | 97cm |
朝日 | 97cm |
氷見 | 85cm |
砺波 | 75cm |
猪谷 | 89cm |
ちなみに北日本新聞の情報ですが、新聞も10時くらいに遅れて届けられました。
38豪雪
昭和38年(1963年)。
全国的にも豪雪で、過去最高の積雪があったのが30豪雪です。
富山県でも1月中旬~2月上旬の間に、大雪警報が4回、大雪注意報が6回、風雪注意報が3回、波浪注意報が8回出されました。死者15名、行方不明1名、負傷39名と人的被害も大きかった大雪災害です。
積雪深は、次のとおり。
箇所 | 積雪深 |
---|---|
富山 | 250cm |
伏木 | 225cm |
魚津 | 185cm |
氷見 | 355cm |
砺波 | 320cm |
積雪深は、次のようなデータのことです。
ある定めらた時刻における積雪(雪などの固形降水物が自然に積もって地面を覆っている状態)の深さのこと。
引用:国土交通省 川の防災情報
ちなみにここから下の年の積雪情報は、富山県の資料「豪雪」を参考にしました。資料の記載年数が明らかに間違っていたりするので、そこは調整してあります。
56豪雪
昭和56年(1981年)。
56豪雪も全国的に大雪被害が多い災害。
富山市でも積雪深が160Cmを超え、降り始めからの降雪量累計が2月末で693cmとなり、38豪雪の3月末までの568cmを上回りました。雪が長期間降った大雪災害です。
死者22名、負傷1,167名と、人的被害も38豪雪を上回りました。
積雪深は、次のとおり。
箇所 | 積雪深 |
---|---|
富山 | 160cm |
伏木 | 148cm |
魚津 | 156cm |
氷見 | 145cm |
砺波 | 181cm |
上市 | 262cm |
59豪雪
昭和59年(1984年)。
最深積雪量は56豪雪よりも少ないですが、死者21名、負傷87名と被害は大きかった大雪災害です。
積雪深は、次のとおり。
箇所 | 積雪深 |
---|---|
富山 | 122cm |
伏木 | 95cm |
魚津 | 140cm |
氷見 | 100cm |
砺波 | 119cm |
上市 | 224cm |
18豪雪
平成18年(2006年)。
暖冬で昔のような大雪は降らないと思っていたところに降った大雪。12月下旬~1月中旬にかけてまとまった降雪があり、死者4名、負傷102名という被害がありました。
積雪深は、次のとおり。
箇所 | 積雪深 |
---|---|
富山 | 76cm |
伏木 | 102cm |
魚津 | 102cm |
氷見 | 99cm |
砺波 | 104cm |
上市 | 180cm |
どれくらい降ったら大雪?
2018年1月31日にウェザーニュースが面白い調査をしていました。
あなたにとって「大雪」の基準は?
この企画では「各都道府県でどれくらい雪が降ったら大雪と考えるか」を、8,055人に聞いて結果をまとめています。
住んでる地域によって意識の違いがかなりあるので面白いです。
結果は次のとおり。ちなみに全国の平均値は20.6cmです。
大雪の基準都道府県ランキング
1位:新潟(48.3cm)
2位:福井(47.2cm)
3位:富山(46.4cm)
4位:石川(44.4cm)
5位:秋田(43.4cm)
6位:山形(38.6cm)
7位:鳥取(37.9cm)
8位:青森(34.0cm)
9位:島根(32.9cm)
10位:北海道(32.6cm)
11位:長野(31.2cm)
12位:山梨(29.9cm)
13位:岐阜(29.7cm)
14位:滋賀(27.9cm)
15位:岩手(27.7cm)
16位:福島(27.6cm)
17位:群馬(25.9cm)
18位:宮城(24.4cm)
19位:京都(22.1cm)
20位:沖縄(22.0cm)
21位:広島(19.0cm)
22位:栃木(18.8cm)
23位:奈良(18.6cm)
24位:埼玉(18.5cm)
25位:東京(18.4cm)
26位:兵庫(18.3cm)
27位:神奈川(18.0cm)
28位:大阪(17.8cm)
29位:茨城(17.7cm)
30位:千葉(17.3cm)
31位:三重(16.7cm)
32位:愛知(16.6cm)
33位:山口(16.4cm)
34位:鹿児島(15.8cm)
35位:大分(15.7cm)
36位:岡山(14.7cm)
37位:静岡(14.6cm)
38位:福岡(14.5cm)
39位:宮崎(13.8cm)
40位:愛媛(13.6cm)
41位:高知(13.5cm)
42位:徳島(13.4cm)
43位:和歌山(13.3cm)
43位:佐賀(13.3cm)
45位:熊本(12.1cm)
46位:長崎(11.6cm)
47位:香川(10.0cm)引用:weathernews
なんと富山県は、全国3位の46.4cm!
北陸勢の新潟、富山、福井は、それぞれ46cm、47cm、48cmと、大雪の基準はかなり高くなっています。
あんまり雪の降らない香川、長崎、熊本あたりは、やはり10cmほど降ると大雪と感じる様子。でも、沖縄が20位で22cmと、大雪の基準が高いのは結構意外ですw
あなたはどれくらい雪が降ったら「大雪」と思いますか?
まとめ
富山の大雪やそれにともなう災害についてまとめてみました!
警戒しているときは被害は少なくて済みますが、油断していると被害が拡大します。
大雪でも出勤しないといけない人もいると思いますが、くれぐれも油断せず安全運転で行動してください。
雪よけ中の事故も多いので、そこも気を抜かないように!コロナの蔓延もあるので、安全第一で生活しましょう。