こんな疑問を解消します!
表札や時計などがオシャレだと話題のモメンタムファクトリー・Orii。
体験系のイベントは楽しくて人気ですが、着色体験ってどんなことをするのかちょっと不安ですよね?
モメンタムファクトリー・Oriiの着色体験についてまとめてみました!
モメンタムファクトリー|オリイブルー
着色体験の前に簡単に有限会社モメンタムファクトリー・Oriiについて知っておきましょう!
会社のこと
モメンタムファクトリー・Oriiは、富山県高岡市にある会社です。
昭和25年に折井着色所として創業。仏像、梵鐘、茶道具や美術工芸品など様々な鋳造品の着色を手がけています。
モメンタムファクトリー・オリイの「着色」は、塗装ではないのが最大の特徴!
銅や真鍮が持つ腐食性を利用して、薬品や炎で鮮やかな色を発色させる伝統的な技術での着色です。
現在は、本社工場と山町ヴァレー内に拠点があります。
- 本社工場
富山県高岡市長江530
0766-23-9685 - Orii gallery八ノ蔵
住所:富山県高岡市小馬出町6 山町ヴァレー内
営業時間:木金11:00~17:00/土日10:00~17:00
TEL:0766-60-8106
僕はまだ八ノ蔵しか行ったことがないのですが、本社工場の雰囲気も気になります。
話題の商品
「かなり注目度されている」という話は聞いていたのですが、着色体験中も県外から商品を買いにきたという人が数名来店していました。
調べてみると「内村と坂上の21世紀職人」というTV番組などでも取り上げられています。
時計や名刺入れ、一輪挿しなど、どれも味があってオシャレな商品ばかりでした。通販でも気軽に購入できるので、見てみると面白いです。
モメンタムファクトリーの通販
モメンタムファクトリー・Orii|着色体験
ここからは、実際の体験の様子を紹介していきます。
体験概要
もらってきたパンフレットには、キーホルダーやネックレス、ピアスなどもあったのですが、現在は新型コロナの影響で次の2つのみの着色体験が可能です。
- 伝統着色体験でつくる「銅板コースター」
料金2,000円(体験時間30分) - 伝統着色体験でつくる「銅板トレイ」
料金3,000円(体験時間40分)
僕が体験したのは、銅板トレイの方。
モメンタムファクトリーの体験や工場見学をしたい場合は、公式HPから事前予約が必要です。
体験場所
僕がオリイブルーの着色体験をしたのは、高岡市山町ヴァレー内の「Orii gallery八ノ蔵」です。
車は、山町ヴァレーの左右に無料駐車場があるので空いていれば停められます。
こんな感じ。場所によってはすごく停めづらいところもあるので注意してください。
山町ヴァレーは、外観だけ見ると「ボロっ!」と思ってしまうかもですが…
中はリフォームされて、昔ながらのいい雰囲気を残したまま綺麗になっています。
中庭の一角に、今回の体験場所「Orii gallery八ノ蔵」があります。
蔵の中がギャラリーになっているのですが、ここもめちゃくちゃいい感じです。
着色体験の流れ
オリイブルーの着色体験の大まかな流れは次のとおりです。
- 磨き
- ぬか焼き
- 洗い
- 磨き
- 着色
- 仕上げ
それでは、実際の様子を時系列で紹介していきます。
まずは見本。
「こんな感じのトレイができるんだな」ってくらいの見本です。
最初に渡させる銅板トレイ。
この銅板トレイをヤスリで磨いて傷つけていきます。
続いては糠づけ。
磨いて傷をつけた銅板トレイに、糠を塗っていきます。
思ったよりたっぷりと塗っていくのですが、この時の糠が模様に少なからず影響してくるので重要!
先ほどつけた糠をバーナーで、焼いていきます。
優しい感じじゃなく、結構激しく焼くので面白い!
動画で見ると、炎の勢いが音と映像でよく分かるかと。
モメンタムファクトリー・Oriiのオリイブルー着色体験!
ぬかを使ったり、バーナーで焼いたり、アンモニアで反応させたり、ただの着色じゃないのでかなり楽しめます。
#モメンタムファクトリー #オリイブルー #高岡 #伝統技法 #体験 #富山 #toyama #とやま暮らし pic.twitter.com/TGTkgSXv2J
— とやま暮らし 富山観光×グルメ×イベント (@toyamagurashi) November 6, 2020
糠を焼いたあとは、ブラシで焦げた糠を洗い落とします。
焦げた糠を洗い落とした状態。
ここから再度磨いていきますが、磨きすぎると模様に味がなくなるので適度にとのこと。バランスが難しい…
オリイブルーを生み出す緑青をつけていきます。
緑青とは、銅が酸化することで生成される青緑色の錆である。銅青(どうせい)や銅銹(どうしゅう)ともいう。
引用:Wikipedia
ここで大体の模様が決まってきます。
緑青を塗ったあとは、しばらく放置します。
ほんの少しの時間で、こんな風に色味が全然違ってきます。
緑青が適度に育ったあとは、アンモニアで反応させます。
タッパーに入れたアンモニアの気体に触れさせると、また一気に色味が変化!
アンモニアで反応させたあとは、仕上げのコーティングをして模様を定着させます。
乾けば完成!
実際にできたもの
アンモニアの反応がかたよって、裏面に日本列島が現れました!
この写真はアンモニア反応直後なので、結構ギラついていますが乾くと落ち着きます。
表はこんな感じ。
緑青が育ちすぎると、ボロボロと取れてきます。
仕上げのコーティングのタイミングもかなり重要。
でも緑青が取れた部分も味になって、かなり気に入ったオリイブルーのトレイができました!
まとめ
モメンタムファクトリー・Oriiのオリイブルー着色体験についてまとめてみました。
体験で作ったものは食用のトレイにはあまり適さないようなので、車のキーや小物入れに利用します。
子どもや女性でも結構簡単に体験できるし、作ったものが手元に残るのでオススメ!
店内で販売している商品もカッコ良すぎてほしくなります…
実はオリイブルーのシェラカップを持っているのですが、めちゃ気に入ってます。
友人が買っていましたが、製品として作られたトレイや時計なんかも相当いい雰囲気持ってるので気になった人はチェックしてみてください!
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