富山には、見事な円錐型(ピラミッド型)をした山がある。
尖山(とんがり山)だ。
あまりにも綺麗な三角形であることから、ピラミッドの跡であるという説やUFOが離着陸する目標として築かれた山だという説、とんがり山の上空を通過するUFOが多いという話もある富山のミステリースポット☆
学研プラスが発行するオカルト情報誌「月刊ムー」にも取り上げられたことがあるらしい。
台風のせいで一泊二日のテント泊が流れたので、軽めなとんがり山登山をしてきた。
尖山を登ってみて感じたことや感想、駐車場や登山口などまとめてみた。本来は軽めの山なのに、間違ったルートを行ったら相当キツかった…w 僕のようならないよう、登山口を確認しよう。
尖山(とんがり山)
尖山、とんがり山orとがり山。標高559m。
富山県立山町にある綺麗な三角形をした山。
かなり急勾配な夏椿峠コースと、緩やかな本道コースがある。
本道の上りの平均所要時間は60分、下りは40分。
車をどこに停めて登るかで所要時間は変わってくる。冬以外は結構奥まで車で入ってこれる。
尖山|3つの駐車場
尖山には大きく分けて3つの駐車場がある。
富山地方鉄道「横江駅」近くの駐車場。
一番広くて舗装されている。ここから歩いても尖山の頂上まで約1時間で着く。
この駐車場にある看板によると、ここが尖山登山の際の最後のトイレ。
ちゃんとしたトイレで用を済ませたい方は、ここでしっかりと済ませてから登山を始めよう。
先ほどの駐車場から山道を3~4分(徒歩13分)進んだところにある駐車場。
途中の道は細く舗装もされていないので、運転には気をつけよう。
後で説明するが、この駐車場のすぐ近くに夏椿峠登山口がある。
先ほどの夏椿峠登山口駐車場から、500mほど進んだ所にある駐車場。
冬季以外はここまで車で来ることができる。ここが一番頂上に近い駐車場なので、あまり歩きたくない人はここまで車で来ることをオススメする。
尖山|登山コース
上記の一番奥の駐車場、本道の上り口にある尖山の登山案内図。
登山5分地点の清らかな沢の流れ、10分地点の滑滝(なめだき)、15分地点のいしわたりなど、登山のイメージがしやすい案内図になっている。
冒頭に述べたUFO説やピラミッド説などの説明もきっちりとここに記してあるw
ハイキングのような軽めの登山をしたい場合は、この看板がある一番奥の本道登山口から登ることをオススメする。
この看板でいう現在地から左へ「5分」と書かれた場所が、夏椿峠登山口。僕は今回間違ってそっちのコースを選択したのだが、最後の急登は相当キツかった…w
左の赤い矢印がキツい夏椿峠登山口、右の黄色い矢印が軽めの本道登山口だ。
ここの選択を間違うと結構キツいw まさに人生の分かれ道!
尖山|横江駅駐車場から登山口まで
尖山の頂上から一番遠い横江駅近くの駐車場から夏椿峠登山口まで。
徒歩で行く場合も車で行く場合も同じ道なので、参考にしてほしい。
民家の垣根に案内板が設置されているので、それに従って進めば迷うことはないだろう。
小さいので見落としに気をつけよう☆
パイプ菅から湧き水が出ている。そんなに冷たくはなかったw
小さな橋の所にある案内板。
ここからかなり道が狭くなってくるので、車の場合は横をこすらないようにw
10分ほど歩くと、岩峅寺駅方面ととんがり山方面を示した青看板が。
とんがり山の方へ進もう!
ちょっと長めの直線を進むと、夏椿峠登山口の駐車場にたどり着く。
途中で蛇を見かけた…
途中の砂利道に色鮮やかな蛇がいた。
もうちょっとで踏むとこだった…、アブねー!!
蛇は詳しくないんだけど、帰ってからネットで調べてみたら「ヤマカガシ」って名前の毒ヘビだったっぽい。マムシの数倍強い毒があるんだとか…。
でも、蛇は基本的に大人しい性格らしいので、間違って踏んだり刺激しなければ大丈夫っぽい。
尖山|キツい夏椿峠コース
軽いコースだと間違って進んだ夏椿峠コース。
登山口も結構細い感じだったんだけど、倒木をくぐったりと結構な獣道w
登り始めてすぐに倒木があったので、下をくぐって進んだ。
一応整備はされているけど、狭い道が続く。
もっと完全に整備されていて緩いコースだと思ってきたので、結構ビックリw
ちょっと迷いそうになったけど、赤いリボンの目印が導いてくれた。
しばらく登ると、「新村栃津方面」と「天林横江方面」の案内看板が。
地名への地理感が全然なかったので、道が合ってるのかというちょっとした不安感に襲われたw
「夏椿峠」の案内看板も出てきたが、登っている段階ではここが夏椿峠コースだということを理解していなかったので、とりあえず登るしかなかった…w
最後10分くらいは、まさかの急登…。
「軽い登山」と思って来たのに、まさかの急登…。
もうここら辺から「簡単なコースじゃなくてどっか違うコースに来てしまったんだな」と実感w
獣道と急登が続く…
ここの急登はマジで心が折れそうなほどキツかった…。
楽なつもりで来た反動があったと思うが、中山登山や大日平登山よりも全然キツかったw
急登を登りきったら、明らかに整備された道へ出たw
頂上への花道的な演出が分かりやすい。
尖山|ゆるい本道コース
帰りは本来登るはずだった緩いコースへ。
道も広いし、かなり綺麗に整備されてるし、緩やかで全然ラクw
しかも、沢に沿って登るからなのか涼しい。
頂上までの距離を記した案内板もあるので、分かりやすい。
夏椿峠コースの急登はなんだったんだっていう程のラクさw
尖山|頂上の様子
頂上は拓けていて、綺麗なベンチも3つほど設置されている。
見える山がなんの山かが分かる綺麗な案内板も設置されている。
僕が登ったときは雲がかかっていて見えなかったけど、天気によっては剣岳も見える。
富山平野も一望できて、この日は能登半島まで見えた。
8:30くらいから頂上にいるってオッチャンと、「財宝伝説がある鍬崎山も見えるぞー」なんて会話も。
その後、登ってきた若い夫婦も会話に加わって話が盛り上がり、40分以上頂上に滞在してしまったw
まとめ
富山市立山町にあるミステリースポット尖山(とんがり山)。
小さい頃、殿様林緑地公園でサッカーをしていた時によく見ていた綺麗な三角形をした山。
あれから数十年経ってから登ることになるとはw なんか不思議な感じ。
ちゃんと下調べしてこれば、きっついコースに行くこともなかったんだけど、いいトレーニングになった☆ キツい夏椿峠コースさえ行かなければ、小さい子どもも登っている登りやすい山。地元の人で、何千回も登っている人もいるそう。
気が向いた人は、きっつい急登を味わいに夏椿峠コースに挑戦してみてね☆