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富山県のホタルマップ!ホタルの見どころをまとめた地図の存在を知ってた?

富山県のホタルマップ!ホタルの見どころをまとめた地図

6月はホタルの乱舞が見られる季節。

子供と一緒にホタルを見たいけど、どこに見に行ったらいいか分からない。そんな人も多いのではないだろうか?

そんな人たちのために富山県の環境保全課が、「とやまホタルマップ」なるものを発行している。富山県HPの最下部からダウンロードできるので、気になる人は手に入れてみよう。

また富山県HPでは、その他にもホタルが確認できた場所の情報をUPしている。ちょっと古い情報もあり、現在はホタルが見られない状況のところもありそうだが、こちらをチェックしみてもいい。

しかし、ホタルを鑑賞するときには知っておかないといけない注意点がいくつかある。勝手な行動をとる人が一人でもいると、その地域のホタルが全滅してしまうことすらある。鑑賞のマナーは絶対に守ってほしい。

3年ほど前になるが、この富山ホタルマップに載っている全ての場所に行ってきた。実際にホタルの見どころに行った感想と、ホタルの生態と鑑賞の注意点、ホタルマップの中でもおすすめなどを、ちょっとまとめて見た。

ホタルの種類と生態

富山県のホタルマップ!ホタルの生態と鑑賞の注意点

富山県で見られるホタルの種類は主に次の2種類だ。

・ゲンジボタル
・ヘイケボタル

基本的にゲンジボタルの方が早い時期に見られる。ゲンジボタルが見られてから1〜2週間後にヘイケボタルが観察できるようになる。

ゲンジボタルとヘイケボタルの違い

ゲンジボタルとヘイケボタルの違いは、ゲンジボタルの方が大きくて繊細、そして発光も強い。ゲンジボタルは「ピカー、ピカー」というゆっくりとしたリズムで光るのに対し、ヘイケボタルは短いスパンで「ピカッ、ピカッ」といったぐらいに光る。

これらの発光の感覚は、東日本と西日本で違うという話もある。50ヘルツと60ヘルツの周波数の違いに影響を受けているそうだ。

またゲンジボタルの方が、かなりデリケートである。

綺麗な水と、餌となるカワニナという小さな貝、流が絶えない綺麗な水、ホタルが隠れて卵を産むことができる草、幼虫が潜れる土などの多くの環境が必要になる。

そのためホタルが生息していることが、一つの水環境のパラメーターになったりもしている。

農薬が撒かれると一気に全滅してしまう。ホタルの保全を行う人たちは、農薬を撒かないように促し、草を刈るのも遅らせるように言っているが、生活がかかっている農家とは、衝突することもあるようだ。

ホタルの生態

多くのホタルは約1年で成虫になる。そのほとんどは水の中で過ごし、5月頃に水中から這い上がり、土の中で蛹になる。成虫になって飛び回れる期間は、たったの一週間ほどだ。

8年ほど土に潜っているセミよりはまだマシだが、近いものを感じる。

そのたった一週間ほどのうちに、パートナーを見つけて子孫を残さなければならない。光って空を乱舞するのは、求愛活動だ。短い成虫の期間を満喫して子孫を残してもらうために、捕まえて持ち帰るなんて行為はやめよう。

またホタルを見に行くまでの夜道が暗いからといって、明るいライトで照らすようなこともやめよう。携帯やカメラのフラッシュも同様だ。ホタルの光はとてもはかない。自分より明るい光で照らされると、求愛活動ができなくなる。

人間でいうと、愛の言葉を投げかけているのに、周りでめちゃくちゃうるさくされるような感覚だろうか。そんな野暮ったい行為は、謹んでほしい。

ホタルを保全するために頑張って活動している地元の人がいるのに、ホタル鑑賞に来たよそ者のちょっとした無神経な行動で、全てが水の泡になるようなこともある。場所によっては、当番制で見張りをしているところもある。

他の地域のホタルを持ち込んではならない

イベントなどでホタルを使った演出をしたいために、ネットでホタルを買うようなことが、都会などではあるようだ。

また一から繁殖させて増やすのが大変だからと、よそのホタルを大量に捕まえてくる地域もあるようだ。

ホタルは、環境を変えられると基本的に生きていけない。またもし違う地域のホタルと交配したとしても、その子供はとても弱いホタルになり、そこで繁栄していくことはない。

これらの行動も絶対にやってはいけないことだ。

富山のホタルの名所

とやまホタルマップの載っている8つの場所について、実際に行ってみた感想をまとめてみる。

高岡市本保地区

本保地区を流れる用水は、本保火垂川と名付けられている。毎年講師を招いて、ホタルの生態の勉強会なども行っているほど、ホタルの保全に熱心だ。

駐車場がないので、路上駐車をする形になる。地元住民の迷惑にならないように注意する必要がある。

高岡市本保地区の情報

高岡市滝 旧六ヶ用水

山際の神社の脇に流れる用水。その周辺でホタルが乱舞する。

駐車場などはなく、どこかに路駐していくような形になるが、山に向かって飛んでいくホタルはとても綺麗だ。

滝地区はホタルの保全に力を入れており、当番制で見回りなどもしている。

高岡市滝 旧六ヶ用水の情報

射水市浄土寺

すごく元気のいいおばちゃんが、ホタルの保全に力を入れ、金山小学校の子供達に指導もしている。

ここは浄土寺公民館に車を停めて、現地まで数分歩いて向かう。浄土寺公民館の駐車場には、ホタルの生態についての立派な看板が建てられている。

取り外し可能な看板で、ホタルの保全をしているおばちゃんが自身のお金で建てたそうだ。子供にも分かりやすく説明されているので、実際にホタルを見に行く前に予備知識として一読しておいてもらいたい。

射水市浄土寺の情報

砺波チューリップ公園

近くの料理屋の社長が、自身の店の庭でホタルの餌となるカワニナを育てたりして保全に協力しているようだ。

砺波チューリップ公園は、駐車場も園内の道もしっかりしているので、砺波地区の人は安全に見にいくことができる。

またホタルに悪影響がないように、園内の街灯は足元のみ照らすように配慮もされている。

砺波チューリップ公園

朝日町山崎

自然たっぷりな中にある導善寺川にホタルが舞う。

ここは時期によっては、結構なホタルが舞い上がる。川への道は結構広く、すぐそばまで車で行くことも可能。だが車のライトは、ホタルにとっては有害でしかないので、行くにしてもちょっと離れたところに停めて行ってほしい。

水の量といい、周りの草の具合といい、見るからにホタルがいそうな環境だ。

朝日町山崎の情報

富山市ファミリパーク

富山県民なら誰もが知っているであろう動物園。そのファミリーパークで、6月の時期の土日、2週間に渡って夜間延長開園がされる。そこで、ホタルを見ることができる。

「ホタルのおやど」と名付けられた場所で、餌となるカワニナを放流したりしてホタルの保全に努めている。

入園料が必要なのだが、ホタルの他にも夜の動物も見ることができる。

富山市周辺の人であれば、これだけ近場でお手軽に整備された環境でホタルを鑑賞できる場所はないと思う。ただその分、かなり混み合うこともあるようなので、覚悟して行こう。

「ホタルと夜とファミリーパーク」近場で安全にホタルを鑑賞するチャンス!

富山市自然博物園 ねいの里

湿地のような場所で、結構広範囲に渡ってホタルが見られる。

ねいの里のホタルは、他の場所と違ってヘイケボタルがメイン。ホタルの鑑賞できる場所まで歩いて行かないといけないのだが、その道を竹行燈で照らした演出などがなされており、ロマンチックな雰囲気がある。

自然に溢れた山の中なので、ホタルの他に、虫の鳴き声が響き、それがまたなんとも言えない気持ちにさせてくれる。自然の良さを感じる瞬間だ。

富山市自然博物園 ねいの里

仁歩ほたるの里 農村公園

この施設はすごい。噂によると億単位のお金で作られたようで、建物の中にはホタルに関しての資料や、ちょっとした展示が飾ってある。

3年ほど前に見たときは、近くの小学生の自由研究が展示してあり見事な出来だった。

全国でもホタルに特化したここまでの施設はないのではないかと思う。ゲンジボタルの時期が終わったらヘイケボタルも見ることができる。

ホタル祭りも開催されて、地元民で賑わう。

仁歩ほたるの里HP

オススメのホタルの見どころはどこ?

しっかりとある程度のホタルの乱舞を見たいのであれば、八尾の山の中で結構遠いのだが、仁歩ほたるの里が一番いいと思う。

お金をかけているだけあって、駐車場もあり環境も整っているので、安全に高確率でホタルを鑑賞できる。事前に電話でホタルの乱舞の状況などを確認すれば、さらに確実だ。

数匹でもいいので、気軽にホタルを見たいのであれば、富山市ファミリーパークや砺波チューリップ公園、富山市自然博物園 ねいの里などがいい。

道も整備されて、駐車場もあり、ある程度の人もいるので、安心して鑑賞できる。

ホタル鑑賞時の注意点

ホタルは基本的に、19〜20時頃から乱舞し、2〜3時間休んでまた乱舞する。

上にあげたような特別な施設であればいいのだが、他の場所は結構暗い。ホタルのことを考えるとライトは極力使用しない方がいいので、暗闇にある程度目を慣らしてから行くのがいい。

何度も言っているが、ホタルは本当に繊細な生き物でちょっとした原因で、すぐに死に絶えてしまう。勝手に使えまえて持ち帰ったりは、絶対にしないようにしてほしい。

現地のホタル保全会の人たちは地元の子供たちの見てほしくて、大変な思いと苦労をしてホタルの保全活動を行っている。

またぶっちゃけたことを言うと、別に他の地区から来て無料で見ていく人のために、保全活動をしているわけではない。

ホタルについてあまりにも無知な状態で鑑賞にやってきて、明るいライトで照らしたり、フラッシュをたいて写真を撮ったり、路上駐車をしてもらっても、迷惑でしかない。

それでも見せていただけるのだから、お客様気分で好き勝手やって行ったりするのはどうかと思う。あくまで「見せてもらっている」という気持ちが大事だ。

まとめ

ホタルのはかない光を見ていると、すごく心が落ち着くのを感じる。

子供達に見せたいと、様々な苦労と手間をかけて保全する大人の気持ちも分かる。ホタルは一朝一夕では増えない。一度いなくなってしまったら、また長い年月が必要になる。いくらやっても、もう戻ってきてくれないかもしれない。

確かに綺麗で写真を撮ったり、持って帰ってみたりしたい気持ちは分かるのだが、自分勝手な行動は絶対に謹んむようにしよう。

ホタルに関わる人の話を聞くと、「人に見せたいけど、表立って宣伝して変な人が来て、環境が壊れてしまうのは嫌」というようなことをおっしゃる方がいた。

それぞれが少しずつ思いやりを持ち寄って、ホタルを鑑賞できる環境がずっと続けばいいと思う。

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