落差日本一の滝は、立山黒部アルペンルートの落差350mの称名滝です。
しかし、実は称名滝よりも150mほど高い落差約500mの滝があります。
それがハンノキ滝!
そんな幻の日本一の滝「ハンノキ滝」の見られる時期や行き方などについてまとめてみました!
とりあえず、どんな滝か見たい人は次の動画をどうぞ。
ハンノキ滝
ハンノキ滝は、称名滝の右隣あたりに出現する、幻の日本一の落差の滝です。
いつでも見られるわけではない滝なので、日本一とは正式に認められていないですが、落差約500mと称名滝の落差350mよりもかなり高いのが特徴!
実際に見に行く前に知っておいた方がよい、時期や名前の由来などを簡単に紹介します。
名前の由来
ハンノキ滝の名前の由来は、涅槃の滝 (ねはんのたき)という説があります。
ねはんのたき→ハンノキ滝になったというものです。
学芸員さんにも確認しましたが、いつ名前がつけられたのかなどはよく分かっていません。
見られる時期
ハンノキ滝がよく出現するのは、春〜夏にかけての雪解けの時期です。
それ以外の時期にも、雨が降ったときなどは見ることができますが、晴天が続く日などは姿を消します。
そもそも11~5月頃までは称名滝への道が閉鎖されるので、車ではなかなか見に行くことができません。
ハンノキ滝と称名滝
雪解けの春、4月30日頃に見に行ったときの称名滝とハンノキ滝です。
滝壺にまだ雪が残ってる景色が見られるのは、この時期だけ!
中央左側が称名滝で、右がハンノキ滝。
称名滝は4段になっていて隠れていますが、写真からもハンノキ滝の落差が圧倒的なのが分かるはずです。
ハンノキ滝|アクセス
ハンノキ滝へのアクセスは、称名滝への行き方と全く同じです。
住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺
ハンノキ滝があるのは、富山県の立山町。
バス停や駐車場があるエリアまでは自家用車でも行くことができますが、そこから滝までは徒歩でしか行けません。
ハンノキ滝へ行く場合の交通手段は、主に次の2つです。
- 車
- 探勝バス
それぞの詳しいアクセス方法は、称名滝と同じなので下記の称名滝の記事に詳しくまとめてありますので、そちらをどうぞ!
ちなみに県外からの観光客など、自家用車がない場合は行き帰りにいろいろと寄れるレンタカーがオススメです。
電車とバスはのんびりお酒などを楽しみながらいけますが、乗り換えのロスなどがあるので時間のない人にはあまりオススメできません。
レンタカー
称名滝|駐車場
ハンノキ滝 (称名滝)には、無料の駐車場があります。
駐車場の地図は上記のとおり。普通乗用車用の駐車場が4つ、大型バス用の駐車場が1つ、4つの乗用車用の駐車場には、全部で247台の車を停めることができます。
ハンノキ滝に近い方から埋まっていくので、混んでた場合は遠くの駐車場に停めることになり、歩く距離がさらにちょっと増えます。
本当に激混みの場合は、称名滝へ向かう道がすでに渋滞して、駐車場までたどり着けないこともあります。
トイレは称名滝展望台の付近にもありますが、駐車場すぐそばにあるトイレで済ませておいた方が安心です。
ハンノキ滝|駐車場から滝までの道
駐車場からハンノキ滝までは、称名滝と同じルートを通ります。
道中の見どころを順番に並べていくと次のとおり。
- 称名平休憩所(称名滝展示館)
- 称名平園地
- ピクニック園地
- レストハウス称名
- 湧き水
- 車両通行禁止ゲート
- 称名滝探勝路
- 滝見台までの距離プレート
- 大日岳登山口
- 八郎坂登山口
- 路傍園地
- 称名橋
- 滝見台園地
それぞれについてもっと詳しく知りたい人は、称名滝を紹介した下記記事で写真付きで説明しているので呼んでみてください。
ハンノキ滝|周辺観光
ハンノキ滝の周辺は、立山黒部アルペンルートと呼ばれる富山の大人気観光スポットです。
まず必然的に見られるのは、日本一の落差の「称名滝」。ハンノキ滝は幻の日本一の落差の滝です。
称名滝から少し行ったところにある立山駅から、ケーブルカーと高原バスを乗り継げば立山室堂に行けます。
3000m超えの絶景が気軽に楽しめる大人気の観光スポット!
時間がある人には是非見てもらいたい、富山が誇る絶景が楽しめます。
立山室堂から、日本唯一のトロリーバス、ロープウェイ、ケーブルカーを乗り継ぐと、黒部ダムに行けます。
観光放水や黒部湖遊覧船ガルベなど、全国的にも有名な観光スポットです。
そのほかにも、大日平や悪城の壁など、自然あふれる観光スポットがたくさんあるので色々とチェックしてみてください。
まとめ
幻の日本一!落差約500mのハンノキ滝についてまとめてみました!
雪解けの時期や雨が降ったときしか見られない滝なので、偶然見られたらラッキーです。
駐車場から滝までは、けっこう歩くのですが変化する景色や大自然を楽しめるのでそこまで苦痛ではないはず。
称名滝とセットで楽しめるので、気になった人はぜひ足を運んでみてください。