富山駅の北側、富岩運河環水公園にあるスターバックスコーヒー富山環水公園店。
綺麗な公園と背後にそびえる立山連峰の圧倒的で雄大な景色。
いつからか富山県内では「あそこのスタバは世界一なんやぞ」なんていわれるようになっていた。
そしてさらにいつからか「もう世界一じゃないぞ」なんてことも言われている。
ネットの情報、スタバへの問い合わせで得た情報を整理。ちょっと考察して妄想してみた。
世界一美しいスタバ 富山環水公園店|検証の情報元
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スターバックスコーヒーのお客様相談室
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世界一!? なぜ、富山に「美しいスタバ」があるのか?!
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【悲報】世界一美しいスタバは既に富山環水公園店ではなかった!
【悲報】世界一美しいスタバ〜は、僕が富山のブログで今のところ一番信頼しているブログ。
今回はこの3つの情報を元に、富山環水公園のスタバが世界一美しいことについて、考察してまとめてみた。
ネットの信頼度ってやっぱり大事だよね。急に炎上商法的なの取り入れたり、明らかな金儲けに走ってるブログの情報、明らかに適当に書いてるブログは、読んでてもちょっと怪しいのが多い…。
自分も気をつけねば☆
環水公園のスタバが世界一と言われる理由とは?
スターバックス コーヒー富山環水公園店が「世界一と言われるようになった理由」は、どうやら2008年のストアデザインアワード にあるようだ。
2008年にストアデザインを競う社内コンペがあり、スタバ富山環水公園店がそこで最優秀賞を受賞したというのだ。
スタバの相談室に聞いてみた
相談員が教えてくれたのは次の3点。
- 2008年にスタバ富山環水公園店がストアデザインアワードの最優秀賞を受賞したのは間違いないらしい。
- 2010年は福岡大濠公園店が、2011年には表参道B-SIDE店がストアオブザイヤーという賞を受賞しているようだ。
- 社内コンペなのかどうなのか、どこが主催したコンペなのか、などの詳しい資料はない。
相談員もそこまで詳しくないような印象を受けた。
AERA dot. の記事内容
「世界一!? なぜ、富山に“美しいスタバ”があるのか?!」では、広報担当者に聞いた内容を次のように記載している。
この記事は2015年5月22日に書かれたもので、書いたのは富山のライター若林朋子さん。富山県民目線での記事になっている。
「富山環水公園店は2008年に、ストアデザインを競う社内審査で最優秀賞を獲得しています。しかし、審査は毎年行っていますし、現時点で世界中にある約2万2千店舗の中で、ナンバーワンというわけではございませんでして……」
「広報担当ということ」「会話内容を詳細に記載していること」この2点から、僕が聞いた相談員よりは信頼度が高そうだ。
この記事から分かることは次の2点。
- ストアデザインについてのコンペではあったけど、「ストアデザインアワード」というワードを用いていないので、その名称かどうかはあやふやなようだ。
- 「社内審査」と書かれているので、やはり対外的な大規模なコンペではないらしい。
「だって富山人だもの」記事内容
「【悲報】世界一美しいスタバは既に富山環水公園店ではなかった!」では、お客様相談室で聞いた内容をまとめられている。
この記事では次の2点が分かる。
- ストアデザインアワードは3回しか行われていないこと。
- 最優秀賞受賞は、2008年が富山環水公園店、2010年は福岡大濠公園店、2011年は太宰府天満宮表参道店が受賞したこと。
ちなみに僕が聞いたのと違うのは次の2点。
- 2010年と2011年のコンペがストアデザインアワードだということ。(僕が聞いた相談員はストアオブザイヤーと言っていた)
- 2011年の受賞が太宰府天満宮表参道店だということ。
僕が聞いた相談員は保留にして資料を探して丁寧に対応してくれたが、相談員はそのような社内情報についてはそこまで詳しくないのかもしれない。(商品やサービスについての質問が主だろうしね)
僕が聞いたスタバ表参道B-SIDE店も、だって富山人さんの太宰府天満宮表参道店も、「表参道」が入っているので相談員か僕らのどちらかが勘違いした可能性も否めない。
得た情報から考察してみる
3つの情報元から得た情報を整理すると、次のように考えることができる。
スタバ富山環水公園店は、2008年にストアデザインについて、スターバックスの社会コンペ的なもので最優秀賞を受賞している。
それぞれちょっとした名称などは違うけど、少なくとも3人が確認している情報なので大筋は間違っていないはずだ。
世界一美しいスタバ 富山環水公園店|妄想してみた
記事を執筆する立場や、富山をアピールする立場になってみると分かることがある。
それは、「世界一」などの「〇〇一」ってのは、客観的に見て力があるし、アピールしやすい。
ここからは、完全な妄想を繰り広げる。
当時、富山をアピールしたい立場の人がネタを探していた。スターバックスは、どこに行っても同じ店舗ではないコンセプトストアという店作りを始めた時期でアピールしてもらうことを考えていた。
ランキング化をすることで、マスコミに取り上げてもらいやすい状況を作った。それがストアデザイン賞。世界に数千店舗ある中で富山の店舗が一位になったので、富山のアピールを考えている人間は真っ先に食いついた。
そこでより魅力的な広告タイトルを考えて記事にする。
そこで生まれたのが「世界一」という言葉。世界に数千店舗を持つスターバックスコーヒーの中で、一位を獲ったのだから、それはもう「世界一」だ。
「世界一」という分かりやすいキーワードは、マスコミや富山県民がSNSで発信しやすかった。社内コンペだったことなどは、説明するのもめんどいので、みんな「世界一美しいスタバが富山に!」みたいな感じで拡散した。
最初の記事で「世界一」とうたったライターorマスコミは、想像以上の盛り上がりにちょっと不安が頭をよぎった。
それは、
「世界一」の証明について。
広告業界では、NO.1表記をする際にはそれを対外的に証明する資料が必要になる。そうでないと誇大広告として訴えられ、媒体の信頼を失ってしまう危険性があるのだ。だから、多くの媒体では「最大級」などの濁した表現をしている。
単なる社内コンペで一位をとっただけで、それは対外的な証明になるのか?怪しい…。
これは記事をネット上から消してしまった方がいい、できるだけリスクをなくそう!ということで、ネット上から「世界一美しいスタバ 富山環水公園店」の一次情報は消え去った…。
今回得た情報と、僕の経験から、全くもって勝手にした想像ストーリー。なんの根拠もないので、信じたらアカンよ!
でも、個人的には意外と外れてないんじゃないかなぁなんて思ってるw
もしここまでを全て計算してプロモートした人がいるのなら、すごい腕前だ。完璧なアピールになり、人も動かして結果を出してんだから。
まとめ
スターバックスコーヒー富山環水公園店が世界一かどうかの噂話。
結論からいうと「スタバの社内コンペで過去に世界一を獲ったことがある」という可能性が高い。
それが真実かどうかきっちりとした根拠があって世界一といっているのかどうかは、もはや調べようがない。そして、そんなことは正直どうでもいいw
だって、
スタバ環水公園店は誰が見ても圧倒的に綺麗だから☆
それが対外的に世界一かどうかなんて関係ないでしょ? 調べて世界一じゃなかったからって行かなくなるの? ならないよね?
彼女に君の料理は世界一だよ!
って言ってうまくいってるところに、隣の人が「世界一の根拠はどこですか?ウチの方がちゃんとした世界一ありますよ」なんて言ってきたら…
アホか、どーでもいーわ!
ってなるよね普通。
世界一かどうかは知らんけど、スタバ環水公園店行ってみて、綺麗だから♪