こんな疑問を解消します!
ちなみに行き方や駐車場情報だけサッと知りたい人は下記リンクからどうぞ。
称名滝へは何度も行っていますが、何回行っても飽きません!
称名滝のポイントを簡単にまとめると次のとおり。
- 落差350m、日本一の滝の迫力は最高!
- 夏も新緑もいいし、秋の紅葉もいい!
- 駐車場から徒歩30分!
- 時期によっては激混み!
- 冬の間は閉鎖!
富山県の山の中、しかも結構歩くのですが、それを差し引いても見に行く価値はあります。
富山県の人気観光スポット「称名滝」についてまとめてみました!
ココがポイント
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称名滝の紹介動画
称名滝の行き方や駐車場、展望台への道のりなど、動画にまとめてみました。
4月の開通してすぐの雪解けの時期に、最大級のハンノキ滝も見てきました。
1分で紹介する動画はこちら。手取り早く知りたい人にはオススメです!
称名滝とは?
まずは称名滝とは、どんな滝なのか簡単に紹介します。
ただ見に行くよりも情報を知ってから見た方が数倍楽しいので、簡単にでもいいので目を通しておきましょう!
称名滝の落差
称名滝は4段の落差からなり、そのトータルの落差が350m。日本一の落差を誇る滝です。
それぞれの落差は次のとおり。
段 | 落差 |
---|---|
1段目 | 70m |
2段目 | 58m |
3段目 | 96m |
4段目 | 126m |
合計 | 350m |
あとでもう少し詳しく説明しますが、駐車場からすぐのところにある「称名滝展示館」へ行くと、称名滝のことがもっと詳しく分かります。
国指定 名勝・天然記念物 称名滝
称名滝へ向かう遊歩道にある看板。
最後の方には次のように書かれています。
称名滝を含む称名峡谷は、自然景観に優れ、学術的価値も高く、また保護すべきものとして、国の名勝および天然記念物に指定されている。
実は称名滝は、国の天然記念物に指定されているのです。
僕も最近知ったので、知っている人は意外と少ないのかもしれません。
通行可能時期 & 通行止め
称名滝展望台までは、一年中いつでも行けるわけではありません。
立山有料道路へ繋がる桂台地点のゲートに、時期によって次のように通行規制がかかります。
期間 | 通行可能時間帯 |
---|---|
4月下旬~6月 | 7:00~18:00 |
7月~8月 | 6:00~19:00 |
9月~11月 | 7:00~18:00 |
その他に、次のような異常気象時も通行規制がかかります。
- 連続雨量70mm
- 時間雨量30mm/h
- 風速30m
紅葉の時期(11月13日)に行ったら、ちょうど八郎坂登山口のところで立ち入り禁止になっていました…。
立ち入り禁止の張り紙には次のように書かれていました。
称名滝探勝の皆さんへ
滝見台園地へは行けません。
飛龍橋より先は、転落防止柵や橋の欄干を取り外しました。
立山町商工観光課
冬季は、雪がひどいので称名橋の欄干を外すので安全のために閉鎖するようです。
レストハウス称名のおばちゃん曰く、「称名滝探勝バス」の運行が終わった次の日には、称名滝滝見台園地への道は通行止めになるとのこと。
称名滝|アクセス
称名滝への行き方を紹介します。
称名滝があるのは、富山県の立山町。
バス停や駐車場があるエリアまでは自家用車でも行くことができますが、そこから滝までは徒歩でしか行けません。
称名滝へ行く場合の交通手段は、主に次の2つです。
- 車・レンタカー
- 称名滝 探勝バス
それぞれについて詳しく説明していきます。
車・レンタカー
車で行く場合は、Googleマップやカーナビを利用すると便利です。
目的地を「称名滝」に設定するとちょっとおかしなことになる場合があるので、「称名滝バス停」もしくは「レストハウス称名」などで設定しましょう!
住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺
県外からの観光客の場合は、富山駅からレンタカーを借りて行くのも一つの手です。
称名滝 探勝バス
立山駅から運行している「探勝バス」に乗っても行くことができます。
2022年度の探勝バスの運行は、4月下旬〜11月10日の予定。片道運賃は、大人500円、子ども250円です。
立山駅前発〜称名滝着
立山駅前発 | 称名滝着 |
---|---|
8:30 | 8:45 |
9:30 | 9:45 |
10:30 | 10:45 |
12:40 | 12:55 |
14:10 | 14:25 |
15:10 | 15:25 |
称名滝発〜立山駅前着
称名滝発 | 立山駅前着 |
---|---|
9:00 | 9:15 |
10:00 | 10:15 |
11:00 | 11:15 |
13:10 | 13:25 |
14:40 | 14:55 |
15:30 | 15:45 |
称名滝|駐車場
称名滝には、無料の駐車場があります。駐車場の地図はこのとおり。
普通乗用車用の駐車場が4つ。大型バス用の駐車場が1つ。
4つの乗用車用の駐車場には、全部で247台の車を停めることが出来ます。
称名滝に近い方から埋まっていくので、混んでた場合は遠くの駐車場に停めることになるので歩く距離がさらにちょっと増加。
本当に激混みの場合は、称名滝へ向かう道がすでに渋滞して、駐車場までたどり着けないこともあります。
トイレは称名滝展望台の付近にもありますが、駐車場すぐそばにあるトイレで済ませておいた方が安心です。
称名滝|ライブカメラで天気チェック
称名滝がある場所は、標高1,000mほどの高さ。
富山の平野が晴れて暖かいからといって、称名滝も平地同様に晴れて暖かいとは限りません。
現地の状況はどうなのかを知るのに便利なのがライブカメラです。
称名滝のライブカメラは下のリンクから見られるので、行く前に必ずチェックしていきましょう!
称名滝|駐車場から滝までの道&見どころ
称名滝の全体マップはこんな感じ。
駐車場から称名滝まで歩いた時の見どころを順番に並べていくと次のようになります。
- 称名平休憩所(称名滝展示館)
- 称名平園地
- ピクニック園地
- レストハウス称名
- 湧き水
- 車両通行禁止ゲート
- 称名滝探勝路
- 滝見台までの距離プレート
- 大日岳登山口
- 八郎坂登山口
- 路傍園地
- 称名橋
- 滝見台園地
一番分かりにくい場所にあって知られていない「称名平園地」は、個人的には結構オススメです。
それでは、駐車場から称名滝まで歩いたらどんな感じなのか、順番に詳しく説明していきます。
称名平休憩所(称名滝展示館)
称名滝展示館は、称名滝の大型バス駐車場にあります。
中に入ると1階はこんな感じになっています。
2階は称名峡谷や称名滝の情報がいろいろと展示されています。
ここも11月中旬で閉まるので、頭に入れておきましょう!
称名平園地(展望広場休憩所)
レストハウス称名の裏手の方には「展望広場休憩所」があります。
称名滝の滝見台まで歩くのが難しいって人は、遠いけどここからでも称名滝を見ることができる。
ピクニック園地
ピクニック園地は、普通の広場みたいな感じです。
レストハウス称名
「レストハウス 称名」は、駐車場からちょっと歩いたところにがあります。
ここはカキ氷やソフトクリーム、そばなどが食べられる食堂と売店がある施設。
レストハウス称名のメニューはかなり豊富です。
ソフトクリームとかき氷以外は、食券を買って店員に渡すシステム。
レストハウス称名の店内はかなり広いので、よっぽどの人手じゃなければ満席にはならないはずです。
セルフの水もあるので、夏は扇風機にあたってテレビを観ながら休憩も出来ます。
レストハウス称名では、食べ物の他にも重要なアイテムを貸してくれます!
それが、愛の杖(あいのつえ)!
くれぐれも愛をパクらないようにねw 帰りにちゃんと返却しましょう!
ココに注意
新型コロナの影響で、レストハウス称名では食事の提供はなかったです。かき氷などはありました。愛の杖も見当たらなかったので、新型コロナウイルス感染拡大防止のために以前とはちょっと変更している点があることを頭に入れておきましょう!
湧き水
レストハウス称名のすぐ前には、湧き水があります。
夏はここで軽く手や顔を洗うと、ひんやりとして気持ちがいいです。
車両通行禁止ゲート
車の通行止めゲートから先は歩行者専用。いよいよ称名滝の滝見台園地までの本格的な道の始まりです。
歩き始めてすぐに整備された段々の川や山などが見えてきます。
駐車場から称名滝の滝見台園地までは徒歩30分ほどかかりますが、キレイな景色を見ながら歩けるので思ったよりも近く感じます。
称名滝探勝路
駐車場から称名滝までの道が「称名滝探勝路」。
片道約30分の長い道ですが、きちんと舗装された道なので歩きやすいです。
大日岳登山口
駐車場から歩いて半分くらいの場所に、左側には大日岳への登山口があります。
でも登山に来た人でなければ、称名滝を観たくて普通にスルーするはず!
でも、ここを3時間ほど登ると大日平。弥陀ヶ原のような風景に出会えるのでオススメです。
八郎坂登山口
大日岳への登山口をすぎてちょっと進むと八郎坂があります。
八郎坂を登って行くと到着するのが、弘法や弥陀ヶ原です。
この八郎坂からは「歩くアルペンルート」と呼ばれています。
実は1回だけ室堂から八郎坂を降りてきたことがあるのですが、相当急でした…。
八郎坂へ行く橋の近くには、冷たい水が流れ出しています。
暑い夏などは、ここで手や顔を洗ってリフレッシュするのもあり!
路傍園地
路傍園地までくると、称名滝は目と鼻の先です。
ここいはテーブルと椅子があり、ハンノキ滝を見ながら休憩ができます。
また、ここが称名滝までにある最後のトイレです。
路傍園地を称名滝側から見るとこんな感じ。
夏は家族連れやカップルなど多くの人はここでご飯を食べたりしているけど、秋は寒いからかそんなに休憩している人はいません。
称名橋
写真で見えているのが称名橋。
ここまで来ると、風向きによっては称名滝の水がミストになって漂ってきます。
これが称名橋。写真では見切れていますが、左側に大迫力の称名滝が見られます。
写真ではちょっと分かりづらいですが、称名滝の水のミストが相当舞っています。
さっさと写真を撮らないと、iPhoneのレンズにも水滴がついちゃうので要注意です。
橋にはちゃんと「称名橋」と書かれたプレートがあります。
称名滝のある川は「称名川」。
実はこの川は、室堂から40分ほど歩いたところにある雷鳥沢キャンプ場の横を流れている川です。
これが称名橋から見た称名滝とハンノキ滝。
滝壺はミストでガスってるみたいに見えます。
この景色を生で見れば、片道30分ほどかけても何回も見にくる人がいるのも納得できるはずです。
称名滝の迫力に圧倒されて、意外と見落としがちなのが川の水。
めちゃくちゃ澄んでて綺麗です!
滝見台園地
称名橋を渡れば、称名滝の滝見台園地です。
滝の水や雨でボロボロになって、もはや読めない石碑なんかもあります。
一番上まで登ると、「称名滝」と書かれた看板があります。
1年くらいで結構ボロボロになっちゃうらしく、たまに見ると新しいものに変わってたりします。
背景に称名滝をバッチリ入れられる撮影ポイントなので、忘れずに記念写真を撮りましょう♪
称名滝の滝見展望台からは、今まで歩いて来た道のりが一望できます。
帰りは来た道をそのまま戻る形になりますが、頑張りましょう!w
称名滝|秋の紅葉
称名滝の秋の紅葉があまりにもキレイだったので、いくつかその景色を紹介します。
称名滝の滝見台園地の一番上のフォトスポット。
先ほど紹介した夏の景色と雰囲気が全く違うのが分かるはずです。
称名滝とハンノキ滝、それと滝見台園地のベストショット。
黄色に色づいた紅葉が、称名滝また別の雰囲気に彩ります。
中間地点から見えるハンノキ滝と木々の紅葉の様子です。
ベンチに座って見惚れている人たちの気持ちがよく分かります。
ハンノキ滝と称名川と紅葉。
ハンノキ滝は雨が降った日など水量が多い時じゃないと出現しない滝です。
紅葉とハンノキ滝がここまで綺麗に見えると、結構ハマってしまいますね。
八郎坂へと続く橋も含めた紅葉の景色。
片道30分ほどの道のりですが、どこで見ても相当綺麗な景色を楽しめます。
他にも富山の紅葉スポットや観光スポットが気になる人は、次の記事にまとまっているので参考にどうぞ。
称名滝|周辺観光
雪解けの春先や梅雨や雨の日には、称名滝のすぐ横にハンノキ滝が出現します!
ハンノキ滝の落差は約500mで、称名滝よりも高く、滝見台に行く前から大迫力!
時期によって出現したり消えたりする
称名滝から少し行ったところにある立山駅から、ケーブルカーと高原バスを乗り継げば立山室堂に行けます。
3000m超えの絶景が気軽に楽しめる大人気の観光スポット!
時間がある人には是非見てもらいたい、富山が誇る絶景が楽しめます。
立山室堂から、日本唯一のトロリーバス、ロープウェイ、ケーブルカーを乗り継ぐと、黒部ダムに行けます。
観光放水や黒部湖遊覧船ガルベなど、全国的にも有名な観光スポットです。
黒部ダムは、NHKの人気番組「ブラタモリ」でも紹介されました。
▶︎黒部ダム観光者必見!「ブラタモリ富山黒四ダム」ダム観光が100倍楽しめる知識
称名滝の滝見台へ向かう途中にある、大日平の登山口。
3時間ほど登ると、弥陀ヶ原のような景色を楽しめる木道に到着します。登山が大丈夫な人は登ってみるのもありです。
▶︎【大日平登山】木道と景色が最高!ラムサール条約登録湿地の景色
立山駅と称名滝の中間くらいの場所にある観光スポット「悪城の壁」。
結構目立たないので通り過ぎる人が大半ですが、500m×2000mの断崖の迫力は一見の価値ありです!
まとめ
富山の代表的な観光スポット「称名滝 (しょうみょうだき)」についてまとめてみました!
でも、同時に駐車場からの遠さも実感しました…w
何回も来ていて距離が分かる人だったら大丈夫ですが、何も知らずに来ちゃうと結構大変です…
称名滝までは結構歩くと事前に知っているかどうかで、もしかしたら満足感は変わるかもしれません。
この記事を読んだ人は、写真で駐車場から滝見台までの景色や道のりを事前に知って、実際に観光に行った時には満足してもらいたいです。
称名滝は立山町の山の奥なのでなかなか気軽には行けない場所にある観光地ですが、最高の景色を楽しめるオススメスポット!
気になった人は、ぜひ一度足を運んでみてください。
称名滝は、NHKの人気番組「ブラタモリ」でも取り上げられたことがある観光スポットです。
富山観光がもっと楽しくなるような記事をピックアップしたので、次の記事も気になるものがあれば読んでみてくださいね。